プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★第18回金沢市民マラソン大会

2011-11-14 09:38:28 | スポーツ

 11月13日、金沢市営陸上競技場を発着点として開催された「第18回金沢市民マラソン大会」は、スタート前に雨があがり、走り易いコンディションのもと、約1,700人の市民ランナーが晩秋の市街地を駆け抜けた。

 金沢市は、2015年の北陸新幹線開業時に、フルマラソンの開催を検討中で、今回、その前段として、運営方法が見直されたが、問題点ばかりが目に付いた。なかでも、シャトル・バスの運行形態(時間・本数・最終発等)に関する説明が、募集要項やプログラムに欠落していたのは不親切だ。

007 001_2   さて、スタート時間が早い(午前8時)ので、今回、導入された前日受付は歓迎で、早速、利用した。20度を超える小春日和の陽気に誘われて、大乗寺丘陵公園に立ち寄ったら、丘の一角に桜の花らしきものを発見した。004

 立冬を過ぎ、晩秋の気配が漂い始めた時期に”?”と、近づいてみると紛れも無く、桜だった。紅葉一色に染まる公園の一隅に、季節外れの桜が咲く光景に遭遇し、不思議な感動を覚えた。

 レース結果は、62分11秒(手元計時)で、またもや「1時間の壁」は厚く、来年以降へ課題を残したが、これが現状で精一杯と納得している。


★記念すべき日

2011-11-10 10:01:41 | 日記・エッセイ・コラム

 1971年(S46)11月10日、東京青山のセレモニー会館で挙式以来、40年の節目を迎えた。子供たちが小さい頃は、誕生日等の記念日を家族で祝った。

 子供たちが巣立った今は、節目を記念して何かをするといった感情が湧かない。とはいえ、40年間の共同生活に感謝し、12月にハワイでのんびり過ごすことにした。家族揃って、初めて海外旅行をしたのがハワイで、子供たちがカルチャー・ショックを受け、その後の進路に影響を与えた。

 さて、この記念日に、野田首相がTPPへの参加を決断する。賛否が渦巻いているが、タイの洪水で、多くの日本企業が進出していることを再認識した人も多いはず。拠点を設ける理由は、土地や人件費が安いからだけではなく、タイが周辺国との間で自由貿易協定を結んでいるからだ。

 日本企業は、既に関税障壁が無いメリットを享受しているのに、「鎖国か、開国か」で対立するのは、ご都合主義との指摘を免れない。グローバル経済時代の趨勢に逆らってはいけない。

 次回更新は、11月14日の予定。


★無常観

2011-11-09 08:55:20 | 日記・エッセイ・コラム

012_2  「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。 よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。 世の中にある、人とすみかと、またかくのごとし」。

 「方丈記」冒頭の名文句は、この世の無常観を無駄のない文章で言い尽くしている。二段目からは、具体的な事象に置き換えて、主題を掘り下げて行く構成だ。読み進むと、序文の主旋律が幾度となく奏でられ、人間の存在とは何かと問いかけてくる。 091127_026

 高校時代、「理屈抜きに丸暗記しろ」と、先生にしごかれた時、反発しか覚えなかったが、半世紀を経て、理屈を踏まえて暗記したくなった。毎日、読経のように繰り返しながら、諳んじるのに一週間を要した。

 序文に引き続き、二段目、三段目も憶えようとしたが、難渋し、A4版サイズの紙に転写し、壁に貼り出して眺めている。 「少年老い易く 学成り難し」で、一寸の光陰を軽んじた罰を甘受している。


★徒然に

2011-11-08 08:46:17 | 日記・エッセイ・コラム

 ある著名な学者のエッセイに、「人生の価値は創造・経験・態度」と綴られていた。創造と経験については、多くの説明を要しないが、三つ目の「態度」に関するエピソードは示唆に富む。

 要約すると、医師から「三日後に死ぬ」と宣告されたがん患者がとった態度。身寄りの無い患者の最期を看取るのは、年老いた看護婦で、三日後が誕生日にあたった。「せっかくの誕生日を自分のために祝うことも出来ない彼女が気の毒だ」と考えた患者は、自らの命を断った。

 人生で一番厄介なことは、自分のことを自分で始末出来ないことで、元気な間は、周囲に迷惑をかけないように出来るが、命が尽きた後のことは自分で処理出来ない。

 人生の本当の価値は、「存在すること自体」に価値を認める精神の昇華であり、感謝する態度ではなかろうか。今まで培ってきた「創造」と「経験」を、どのように日常生活の「態度」に示せるかと模索している。


★第30回武生菊花マラソン大会(2/2):反省記

2011-11-05 09:11:01 | スポーツ

 9月、10月と順調に調整でき、目標タイム達成の手応えを感じていた。ところが、「好事魔多し」と言うが、まさにその典型例になった。

 レース5日前の10月29日(土)朝、ジョグ途中で交差点の信号が赤に変わったので、立ち止まろうとした時、歩道の僅かな段差に躓いて、ヘッド・スライディングの格好で倒れた。

 全身を強打し、両手・両肘・両膝・両太腿に傷(9か所)を負った。手袋とウェアが破れ、身代りになってくれたおかげで、大事に到らずにすんだが、両肘・両膝を曲げると痛みがあった。

 両大腿のテーピングをスパッツで隠し、途中棄権する覚悟で、収容車が待機する最後方グループにつけた。目標を完走に切換えたので、気分的には楽だった。16㎞以降、バイクのサポーターから、何度も無理しないように声をかけられが、最後まで持ちこたえた。

 ゴール後、緊張が解けて痛みがぶり返し、医者に行く羽目になった。幸い、骨に異常はなく快方に向かっているが、数年ぶりの転倒事故に、精神的なショックが尾を引いている。