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時悠人chosan流処世術

★備中松山城②山城の天守

2020-11-13 07:42:33 | 旅行記
 備中松山城は、岐阜の岩村城、奈良の高取城と共に日本三大山城で、国指定の重要文化財になっている。

 天守は、標高430mの臥牛山小松山にあり、江戸時代以前から現存する12天守の中で、“唯一の山城”だ。

 さて、備中松山城の始まりは、承久の乱(1240年)後だが、現在の天守は、1683年に大改修されたもので、300年以上、厳しい風雨に耐えた風格を感じる。

 また、大手門跡に残る石垣群を見上げると、天然の岩盤の上に石垣を築いて土塀を建てており、堅牢な山城の風情が漂う。NHKの大河ドラマ「真田丸」のロケに使われたのも頷ける。

 なお、歴代城主は、16家にのぼるが、1642年から城主だった「水谷家」が、1693年に無嗣断絶となり、播州赤穂の浅野内匠頭が摂取し、大石内蔵助が、1年間、城代を勤めた意外な史実に触れた。

 3年前、忠臣蔵の原点を見たくて、播州赤穂を訪ねたが、備中松山で、浅野家の別の顔を垣間見、歴史の襞の深さに驚くばかりだ。