クロアチアの首都ザグレブに次ぐ第二の都市スプリットは、アドリア海沿岸に位置し、その史跡群とディアクレティアヌス宮殿が1979年に世界遺産に登録された。
ローマ皇帝ディアクレティアヌスは、キリスト教徒を迫害したことと、唯一、存命中に退位したことで知られ、宮殿は隠居所として建設を命じた。
皇帝の没後、キリスト教が国教に指定され、大聖堂の陰に皇帝霊廟が追いやられたかのように位置する。現在、宮殿の一部は、ホテルや民家、或いは、土産屋・カフェになっているユニークな遺産だ。
日曜日は、安息日のため、店はすべて休業のはずだったが、一部の土産店が営業していた。その代わり、税金を上乗せされるそうで、宗教的な合理税制だ。
滞在中、7月のEU加盟に向けて、クロアチアの全国力を傾注する活動をいたるところで感じた。