ポルトガル第二の都市ポルトは、人口26万人を擁する港湾都市
。市街地は、ポルト歴史地区として世界遺産に登録され、聖グレゴリウス聖堂、大聖堂、ポルサ宮、聖フランシスコ聖堂など多くの文化遺産を誇っている。 ひとつ一つの遺産も見事だが、全体的に調和のとれた美しい町だ。 
また、特産の「ポートワイン」は、その名の通り、ポルト港から出荷される酒精強化ワインで、独特の甘みとコクを持っている。通常のワインよりアルコール濃度が数％強く、口当たりが良いので、「白は食前、赤は食後」酒として人気が高い。3種類ほど飲み比べてみたが、甘すぎるので気をつけたい。
ポルトに一泊して、リスボンまで特急列車（3時間弱）で移動し、出迎えたバスでエヴォラへ。
ディアナ神殿の脇にある修道院を改造した宿泊施設（ポサーダ）で、中世の雰囲気を体感した。
内部は、修道院の構造を残しつつ改造してあり、重厚で厳粛な面影を残している。昔風の暖炉や調度品等に往時を偲ばせるが、快適なホテルライフは期待しない方が無難だ。 翌日、カテドラルや旧市街地を徒歩で観光したが、滞在中唯一の雨に降られ寒かった。午後、再びリスボンに移動し、2連泊し帰国の途につく。最終回の次回は、シントラ・ロカ岬への日帰り観光をご紹介する。
