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プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★核の抑止力とドミノ現象

2006-10-11 10:00:45 | 日記・エッセイ・コラム

 北朝鮮による核実験を巡り、国際社会に激震が走った。偽装説まで飛び交い、依然として詳細が不明確だ。そんな矢先、今朝、二回目の実験を行ったかの如きニュースが流れた。政府は否定的見解を発表したが、事実確認を急いでいる。

 北朝鮮が実験を行ったと公表した直後、「その確証を得たい」とする政府高官のコメントに、首をかしげたが、一連の流れを知ると納得した。通常の地震波とは違うといっても、核爆発によるものか、TNT爆弾によるものかの判別が出来ないというのがその理由。北朝鮮は、我々の常識では理解出来ない国だけに発表を鵜呑みに出来ないというのももっともだ。

 北朝鮮の孤立化が加速するだけだが、別の意味で核の恐怖について改めて考えさせられる。国連の常任理事国がすべて核を保有し、抑止力で安全を確保している現状に、インド・パキスタンまで保有し、核拡散のドミノ現象をを招来した。

 国のレベルで留まっている間はよいが、もしテロ集団が核武装したら世界は大パニックに陥ることになる。北朝鮮問題だけでなく常任理事国を含め、核廃絶に向けた国際的連携が一層求められる。唯一の被爆国である日本政府が、国際社会において声を大にして核廃絶を訴えて欲しいと願う。