プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★続:誰が名付ける景気名

2006-10-14 09:59:33 | 日記・エッセイ・コラム

 景気が回復し、戦後最長の”いざなぎ景気”(57ヶ月)を超える勢いだという。前回も書いたが、国民は景気が良くなったと実感出来ないでいる。好景気を反映して法人税収入が大幅に増えたというが、国の借金は減らないで益々赤字を更新している。

 景気が良くなれば、我々の税金や社会保険料の負担が軽くなり、受け取る年金額が多くなる筈ではないか。ところが、税金は毎年増える一方。保険料の負担増に到っては万円単位だ。私事で恐縮だが、私の国民健康保険料は実際にかかる医療費の数倍。無保険で実費を負担した方がはるかに安い勘定になる。現役時代は会社が半額負担していたから無頓着だったが、今は痛みがわかる。

 いったい誰が景気が良くなったと感じ、恩恵を受けているのだろう。景気指標と国民の暮らし向きの整合性は?ふと、そんな素朴な疑問を感じてしまう。

 そこで、今の好景気を”あげぞこ景気”と名付けてみた。実態が伴わない偽物だからと。しかし、建設的ではない。それなら”格差再生景気”。現実的だが夢も希望も持てないからダメ。右脳が老化したのか、現実が厳しすぎるのか、思い浮かぶのは何故か悲観的な名前ばかり。いずれにしても、年寄りにも先行きに明るい希望が持てる「美しい国」にして頂きたい。