『悪党たちは千里を走る』貫井徳郎 集英社文庫 2010-01-23 12:36:24 | 和物 高杉と園部という先輩、後輩の詐欺師コンビ。これが三枝という美人詐欺師と出会う。彼女は東大卒。詐欺先で出会った彼らが犬の誘拐を企む。そこに何と飼い主の息子がやってきて、不思議な仲間に。皆で狂言誘拐を計画するが、あれよあれよの展開に。誘拐の中で金の受け渡しをどうするかは、この手の小説でも重要なポイント。これはほう、そう来たか。人質をどう返すかは、まだまだ。軽妙で、頭使わずすらすら読みには良かったです。それ以上でもそれ以下でもないけれど。☆☆☆。