カタカナ・ミステリー大全

洋物のミステリーの読書日記。原則は文庫本のみ。

アメリカの警官は、ドーナッツが大好き!

どうぞ、召し上がれ。

『陽気なギャングの日常と襲撃』伊坂幸太郎 祥伝社文庫

2010-01-10 18:17:16 | 和物
 「伊坂幸太郎ブームは彼らが作った-あの4人組が帰って来た!」と帯にある。確かに。前作の評判を知って初めて読んだ。以来、伊坂幸太郎を何冊も読むことになった。今回、あいつらが帰ってきた。4人組の銀行強盗。高校の同級生、市役所で働く成瀬、彼は人格者。その同級生の響野は喫茶店のマスターでひたすら喋る。人間より動物大事で掏りの技をもつ久遠。抜群のドライブテクニックのバツイチ子持ちの雪子の4人。これに響野の妻祥子。彼らの日常が銀行強盗などとともに描かれていく。4章立て。リズムあってひたすら面白い。どうということはないのだが、ページターナーの称号を進呈したいです。☆☆☆☆ほ。ちなみに、NONブックス版で3年前に読んでいて、文庫をまた買ってしまった次第。