『四十七人目の男』上・下 スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー 2008-10-06 00:23:04 | 洋物 ボブ・リー・スワガー物の最新作。何と、日本が舞台となる。物語は第二次世界大戦の硫黄島から始まる。ボブの父アールの硫黄島での体験が一本の刀とともに甦る。失われた一本の刀。父にゆかりの刀を見つけたボブは日本へ。その刀が多くの殺人を生む。しかしまあ、よくも調べたものだと思う。幕末の日本の政治状況と清澄庭園の位置に問題があるものの、いや敬服。赤穂浪士の仇討ちに取材し、サムライ活劇に仕立てあげた。ただ、ストーリー自体は無理があるので☆☆☆かな。