「フランク・コーソ」シリーズ三作目。ノンフィクション作家のコーソ、ドァティと今回は仲良しに戻っていた。コーソが珍しく、ミスったらしくて逃げ回るところから始まった。中にコネタも混じるが、なかなか壮大な歴史ドラマが隠されていた。ところどころのカットシーンが後でしっかり効いてきて、なかなかやるじゃないですかという感じも。古典的とも言える身分テクニックもあるけれど、この小説の後に続くものを感じさせてちょっとぞくっとさせるのがいいかも。☆☆☆ホ。シリーズ今のところ三作までで、ちょっと待ちになっちゃいました。