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千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

「永山則夫  独りで誕まれて来たのであり とある日独りで死んで逝くのだ」  河出書房新社

2017年01月16日 | 

増補新版 永山則夫  独りで誕まれて来たのでありとある日独りで死んで逝くのだ」  河出書房新社

なんども永山則夫かんれんの本を紹介してきたが、これはアンソロジー。

文化人たちが反応した当時を知らないので、気になった。

いろんなひとが、いろいろ書いてる。救援連絡センターもでてくる。102 グアテマラ内戦後の暴力も。 228

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「新・実践刑事弁護 昇平弁護士奮闘記」 東京弁護士会刑事弁護委員会 現代人文社

2017年01月15日 | 

「新・実践刑事弁護 昇平弁護士奮闘記」 東京弁護士会刑事弁護委員会 現代人文社

三平弁護士&ひとみ弁護士のを、リニューアル。最新情報が分かる入門書。

------------ 目次 緑字は千恵子メモ ---------------

初出動
1 当番弁護士制度とは 15 教科書みたいな接見妨害 ありそう
2 当番弁護士への登録
3 当番日の出動待機
4 出動要請と準備
5 結果報告

接見
1 被疑者段階(主に当番弁護士としての接見) 24 私選の弁護士がいても、可なんだ
2 被告人段階

受任
1 受任契約
2 被疑者国選の対象事件 50 被疑者国選!

取調べに対する抗議
1 違法な逮捕、捜査 59 警官に丸め込まれる新人
2 対処の仕方 64 毎日の接見 理想だな 村木一郎弁護士とかは、してるのかな

勾留を防ぐ活動
1 逮捕後の流れ 67 切り替え手続き ふうん なるほど
2 勾留請求をさせないための検察官に対する働きかけ
3 勾留決定をさせないための裁判官に対する働きかけ 72 意見書は検事も見るので、記載できないこともある 裁判官に伝える ふむ

勾留決定後の活動 72 狭くて薄暗いなかで裁判官が勾留質問 げー 判事も陰気になるよな
1 準抗告
2 勾留理由開示請求
3 その他の手続

不起訴に向けた活動
1 捜査機関からの情報収集
2 現場調査・証拠収集
3 示談

保釈請求
1 保釈請求 101 保釈&人質司法
2 保釈許可決定後の手続
3 保釈保証金の還付
4 不当な保釈請求却下に対して
5 再保釈

記録の閲覧・謄写
1 検察官開示記録の閲覧・謄写 105 金額に制限あるのか けちね 国
2 裁判所での閲覧・謄写
3 記録検討の留意点

公判準備
1 検察官・裁判官との打合せ
2 十分な公判準備のために必要な技術

公判廷 122 検事用の六法全書が、置いてあるって サービスよすぎだぜ ぷんぷん
1 冒頭手続
2 検察官立証
3 弁護人立証
4 弁論要旨

判決言渡し
1 判決言渡期日における弁護活動
2 判決書
3 実刑判決確定後の収監・処遇 139 作業報奨金 月に4千円 日給じゃないぜ
4 仮釈放

判決言渡し後
1 結果報告書
2 報酬請求
3 手みやげ等の受領について

障害のある人の事件
1 はじめに
2 障害とは
3 捜査段階での弁護活動
4 福祉等の専門家との連携
5 まとめ

外国人事件
1 特有の問題
2 接見前の事前準備
3 接見
4 事件の見極め
5 通訳料について

即決裁判
1 制度の概要
2 留意点
3 指名打診の方法
4 具体的な手続の流れ

上訴
1 上訴とは
2 控訴審
3 上告審 被告人は不在? 林眞須美さんも、出廷できなかった最高裁 最低裁

国選・当番Q&A

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「学問のすすめ」から転回それなによ 池田浩士の福沢講座

2017年01月14日 | 詠む

立川シビルの池田浩士の連続講座

初回の1860年代、幕末の福沢諭吉。うわあ激動の時代。

2回め講座。転回って、なんだろうね。------------- 以下転載。

第2回 2017年1月22日(日)  14:00~17:00  会場:立川ホール


    最初の転回―『学問のすゝめ』から『民間経済録』へ

立川ホール地図参照 立川南口HMビル5F/4F 三幸駐車場隣り、ひまわり薬局の奥のビル)
 定員 40人
 受講料 1回 1200円、会員・学生・経済的困窮者1回 1000円(全回前納者4300円・会員3500円)
 お問い合わせ/お申込み シビル1階事務室
(午後1~7時 メール申し込みも可)
                      Tal:042-524-9014 Fax:042-595-9431 Mail:civiltachikawa@yahoo.co.jp

いま誤読されて福澤の神話化を生んでいる『学問のすゝめ』は、刊行当初、書き継がれていくあいだに大きく方向転換を遂げました。これと並行して『文明論の概略』を書き下ろした福澤は、『学問のすゝめ』全17冊の刊行終了から3年後の1879年には力作『民情一新』を、その翌年には、彼自身が『学問のすゝめ』を補完するものと位置づけた『民間経済録』を出版します。

『学問のすゝめ』の実地応用編と言える『民間経済録』はまさに、『学問のすゝめ』で次第に顕著になった彼の「実学」思想を具体化したものでした。理想主義でさえあった福澤の思想は、ここで端的に資本主義の現実を論理化し正当化するものになります。この推移の過程を具体的にたどり、時代背景との関連で福澤の意図と問題点を探りたいと思います。

池田浩士の本

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累犯を薬丸岳...描きたる 「ラストナイト」 の罪ものがたり

2017年01月13日 | 詠む

「ラストナイト」 薬丸岳 実業之日本社

山下幸夫弁護士がフェイスブックで紹介してたから読んだ。

ありえない物語なのだが、しだいに主人公と廻りの人々に引き込まれていく。

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堀江有里 Feminist Active documentary Video festa 『怒りを力に ACT UPの歴史』

2017年01月12日 | 企画

なんで著書の題名を伏せ字にするんだろう。ま、まんま転載。たぶん前回を参加予定。-------

堀江有里×連連影展


『*****・アイデンティティーズ』著者 堀江有里さんと映画を観よう!Let's FAV!*・*・*・*

それぞれの時代・場所での、<生>の模索を映し出す映像をみながら、<生>の模索についての考察を続ける堀江有里さんと、共に、語ろう。

多くの人びとは、みずからの<生>が、”いまーここ”にあることを確かめようとして”自分が何者であるのか”を模索しようとする。人(他者)との関係という、ものさしを使いながら。(『*****・アイデンティティーズ』より)

1月15日(日)16:00〜19:00

映画『怒りを力に ACT UPの歴史』
UNITED IN ANGER ―A HISTORY OF ACT-UP
(ジム・ハバード監督/米国/日本語字幕/2012年/93 分)

ACT UPの活動を記録した映像から米国のHIV/AIDS運動の歴史をたどる。

HIV/AIDSの時代を生き抜くために、人種や階級、ジェンダーの枠を超えて力を合わせ社会の変革に挑んだ人々。ACT UPの非暴力抵抗運動は、AIDS/HIV危機にある米国政府やマスメディアを動かした。このドキュメンタリーは、大切な人を失う哀しみを育み、人とのつながりの中で生きる力を持ち、セクシーでエネルギッシュなACT UP の姿を映し出す。

会場:明治大学グローバルフロント1階・グローバルホール
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
共催:明治大学労働教育メディア研究センターほか

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「楽園」も宮部みゆきの佳作なり 母子の想い庶民の心

2017年01月11日 | 詠む

「楽園」 宮部みゆき 文藝春秋

有名な「模倣犯」事件から9年。連続女性誘拐殺人事件のショックから立ち直りつつあるフリーライター・前畑滋子に、中年の女性が訪ねて来た。

異能の世界か? いや宮部みゆきは庶民の気持ち、若者の想いを受け止めている作家だ。滋子も、また、そうなのだ。

上巻で、美人三人。ひとりは殺され、ひとりは両親が殺人者、あともうひとりは何の不幸だったかな。なぜか「世間的に」得する筈の美人ばかりが、不幸になる。いや、そういうところだけ指折り数える私が美人に過剰反応してるのかな。

著者のサスペンス物は、20冊くらい全部を読んでいたつもりだったのに、このたびWOWOW連続ドラマ化するので、気がついた。

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「The NET  網に囚われた男」  キム・ギドク監督

2017年01月10日 | 芸術

「The NET  網に囚われた男」  キム・ギドク監督

民主という少女の暗喩が効いた「殺されたミンジュ」いらい注目のキム・ギドク監督。今度は直球社会派ドラマ。

北朝鮮の漁師がボートの故障で南に流されてしまう。韓国ではスパイとして過酷に取り調べられ、騙されて自白させられる。

北に戻れば、大げさに英雄扱いされたり、ドル札を取調官に秘密没収されたりなど過酷な運命が続く。

庶民が国家に翻弄される姿を描いた意欲作。拍手!

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「免疫力を上げる31のルール」 安保徹 学習研究社

2017年01月09日 | 

「免疫力を上げる31のルール」 安保徹 学習研究社

免疫学の泰斗、安保徹。なんどもブログで紹介した医学博士の図解本。

昨月、逝去された。合掌。

--------- 目次 -------------------

1 免疫力を上げる!特効ルール31

(食事の特効ルール;運動の特効ルール;生活の特効ルール)

2 自分の体の状態を知ろう

(免疫力チェック―体温と白血球の数が免疫力の指標;自律神経の偏りチェック―生まれつきの体質や性格で自律神経のタイプがわかる;自律神経の偏りチェック―普段の過ごし方で自律神経の乱れがわかる;自律神経の偏りチェック―鼻水も体調を確認するサイン;偏りのレベルをチェック―交感神経の働きすぎはがんを招く;偏りのレベルをチェック―副交感神経の働きすぎでアレルギー体質になる;エネルギーの偏りチェック―エネルギーが偏りがちな人は要注意;番外編―季節や天候も体調に影響を与える)

3 体を守る“免疫”ってどんな機能?

(免疫は生まれながらの防衛システム;人間には2つの免疫システムが備わっている;白血球は体を守る精鋭部隊;自律神経のバランスが免疫力のカギ;低体温が免疫力を低下させる;ストレスはがんを招く最大の原因;糖尿病や高血圧もストレスからはじまる;体に起こる不調は偏った生活への警告)

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ドイツから悪の凡庸おいつめる 検事総長「アイヒマンを追え!」 

2017年01月08日 | 詠む

「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」

初日に見参。

50年代後半、ナチを追う検事総長。実話に基づいた映画だ。

なんで同性愛裁判が出てくるのかと思ったら、後半で分かった。

本国ドイツでなく、イスラエルで裁かれたのは何故なのか分かった。

米国やドイツ政府の思惑など複雑な事情も、なるほどなあと。三上智恵監督が「国の罪と徹底して闘うのは祖国の未来を抱きしめたいから。その意味では、いま辺野古と高江で闘っている人たちこそ真の愛国者なのだ。」とコメントしている。

評伝「フリッツ・バウアー アイヒマンを追いつめた検事総長」も読んでみようかな。

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「黙秘権と取調拒否権」出版記念シンポ 1月14日(東京)、1月27日(京都)、2月9日(福岡)

2017年01月07日 | 企画

『黙秘権と取調拒否権 ‐ 刑事訴訟における主体性』 前田朗 三一書房

出版記念シンポジウム

取調室で自白の強要や侮辱に耐えながら、ひたすら沈黙していることを「黙秘権」と呼ぶのはブラックジョークだ!

黙秘権を実際に行使するための具体的方法として取調拒否権、出房拒否権を提案する。黙秘するということは取調べを中断することでなければならない。

◎日時:2017年1月14日(土) 開会14時 (開場13時30分)

◎ 会場:スペースたんぽぽ
東京都千代田区三崎町2丁目6−2 ダイナミックビル4階
電話:03-3238-9035
●JR水道橋から徒歩5分。

葛野尋之(一橋大学大学院教授)

 一橋大学大学院博士課程満期退学。博士(法学)。専攻・刑事訴訟法、少年法。著書に『未決拘禁法と人権』『刑事司法改革と刑事弁護』(ともに現代人文社)、『少年司法の再構築』(日本評論社)など多数。

白取祐司(神奈川大学法科大学院教授)

 北海道大学大学院博士課程修了。専攻・刑事訴訟法。著書に『一事不再理の研究』『刑事訴訟法(初版~8版)』『フランスの刑事司法』『刑事訴訟法の理論と実務』(いずれも日本評論社)など多数。

前田 朗(東京造形大学教授)

 中央大学大学院博士課程満期退学。専攻・刑事人権論、戦争犯罪論。著書に『人道に対する罪』(青木書店)、『軍隊のない国家』(日本評論社)、『パロディのパロディ――井上ひさし再入門』(耕文社)、『ヘイト・スピーチ法研究序説』(三一書房)など多数。

主催:出版記念シンポジウム実行委  ※ 本集会のお問合わせは、三一書房まで
電話:03-6268-9714 HP:http://31shobo.com/

------------ 目次 -----------------

  • 第1章  刑事司法の現状と問題点
    第1節        本章の課題
    第2節        誤判・冤罪にみる司法
    第3節        刑事施設と人権
    第4節        司法、メディア、社会意識
  • 第2章  国際人権法から見た日本司法
    第1節        本章の課題
    第2節        拷問禁止委員会勧告
    第3節        自由権規約委員会勧告
    第4節        社会権規約委員会勧告
    第5節        国連人権理事会普遍的定期審査
    第6節        拷問禁止委員会一般的所見第三号
    第7節        国連人権理事会拷問問題特別報告書
  • 第3章  代用監獄と取調べの実態
    第1節        代用監獄実態アンケート結果(一)
    第2節        代用監獄実態アンケート結果(二)
    第3節        未決拘禁改革のために
    第4節  刑事訴訟法理論の新展開
  • 第4章  取調拒否権の法理と実践
    第1節  取調拒否権の思想
    第2節  黙秘権と取調拒否権
    第3節  取調拒否権の実践と法理
  • 第5章  現代国家の刑事法イデオロギー
    第1節        対テロ戦争の時代
    第2節        ワイドショー刑法
    第3節        資本主義刑罰
    第4節        植民地刑法の再臨
    第5節        市民刑法克服の課題
  • 第6章  批判的刑事法学のために
    第1節        吉川経夫の刑事法学
    第2節        批判的刑事法学への評註
    第3節        人間疎外とたたかう刑事法学
    第4節        厳罰主義刑法から人間的核心刑法へ
    第5節        国家暴力犯罪の歴史を問い返す
    第6節        刑法イデオロギーの解体と溶解
  • 第7章  櫻木澄和の刑事法学
    第1節  櫻木刑事法学との出会い
    第2節  歴史の中のマグナ・カルタ
    第3節  近代市民革命と刑法――近代刑事法原則の素描
    第4節  現代国家の危機と刑事法
    第5節  現代法と主体-客体-関係の構造
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「死刑映画 乱反射」 京都にんじんの会 インパクト出版会

2017年01月06日 | 

「死刑映画 乱反射」 京都にんじんの会 インパクト出版会

東京の死刑映画週間もあるけど、京都にんじんの会は前作に続いて報告集が素晴らしい。中村一成さんたち、しっかりしてるなあ。

せっかくあれこれ書いたのに、保存が消えて挫けてしまった(泣)。

死刑について考えるとは、命について、社会について、国家について考えること!

-----------目次 緑字は千恵子メモ --------------------
まえがき 4

「休暇」 7 映画の後に実際の死刑の様子を語ると
 「休暇」から日本の死刑制度を視る 高山佳奈子 8
 存廃を論じる前に、まずは実態を知ろう 死刑の規準と絞首刑 永田憲史 14
 なぜ死刑が許容されているのか 金尚均 21

「執行者」 29 韓国、そしてノルウェー
 かつて執行が日常茶飯事だった国で―いま、韓国では 張惠英 30
 廃止への道を探る 堀和幸 41

「再生の朝に」 59  石原然の戯曲 テアトロに載ったのも良かった
 死刑を素材にフィクションを描く 石原然・中村一成 60

「A」 67 20年前に観た時はキワモノかと感じた 今回も麻原死刑囚を呼び捨てにし、岡崎死刑囚らへの敬称に違和感
 人はなぜここまで残虐になれるのだろう 森達也 38

「軍旗はためく下に」 79 原作も映画も解説も、良い
 国家の強いる死と戦没者遺族援護法 太田昌国 80

あとがき 102

 

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「ヒトラーの忘れもの」とは地雷なり デンマークでの少年兵と

2017年01月05日 | 詠む

「ヒトラーの忘れもの」とは地雷なり デンマークでの少年兵と

忘れものじゃないだろう邦題。英題は「地雷の大地」、おそらくデンマーク語も独語も同意味だろう。

少年兵に地雷撤去させる。そんなの、してたんだ。

1945年5月のドイツ降伏後、少年兵捕虜の集団がナチス・ドイツが砂の中に埋めた200万以上の地雷を撤去するために西海岸へと派遣される。戦争捕虜の強制労働を禁じる ジュネーヴ条約に違反だ。

少年たちとデンマーク軍曹ひとりの物語。いろんなことがあったろうが、脚本、少年ら、軍曹が良い。監督に拍手。

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「フィッシュマンの涙」でたかな変てこな メタファー佳作...韓国発と

2017年01月04日 | 詠む

「フィッシュマンの涙」

チラシの惹句。「彼は悪魔か英雄か? それとも食糧?」

フリーターが高額バイトの治験実験で、魚男になっちゃった。それを金にしようとする女。取材するのは放送局のスト破り秘密記者。

こんなとんでもないなかで、あらららら。事態は進む。

金を取りたい父は出て来るし、人権派弁護士は如何に展開するのか。

ルネ・マグリットの「共同発明」から想を得るとは、侮りがたし韓国映画。

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夏生かく「夜また夜の深い夜」 ナポリの地での無国籍者と

2017年01月03日 | 詠む

「夜また夜の深い夜」 桐野夏生 幻冬舎

著者の小説は全作を読んでいたつもりだったが、2014年のが洩れていた。

18歳の無国籍の「舞子」、仲間となったリベリア出身の「エリス」、モルドバ出身の「アナ」。みんな過酷な生を辿ってスラムに住む。

母と子どもの関係も捻れているのだが、もうひとりのヒロイン「七海」。最後にその母が重信房子で、監獄で重病に罹患したまま生を終えるだろうと返事が来る。

ふた昔まえに「OUT」で描いた、その鋭さは更に尖る。

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「アイ・イン・ザ・スカイ」鳥の目それとも神? ドローン深化・映像戦争

2017年01月02日 | 詠む

映画「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」

ヘレン・ミレン。「女王」やったり「殺し屋」やったり、脇役も含めて活躍してる、70歳。今度は英軍の諜報機関の大佐だ。

英米の共同軍事作戦。目的地はナイロビ。

現地の映像を前に、会議室で「あーだ、こーだ」。責任逃れのために電話かけまくり。

果ては可愛い少女を殺さない確率を、操作するってか。緊迫する進展に引き寄せられたが、ふと考えると偽善者じゃん。

イスラム教徒(いかにも悪人風)は、まとめて爆撃して平気。

参考 伊東良徳弁護士サイト「アイ・イン・ザ・スカイ」(映画)を題材に法を考える

 

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