ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

模型店再訪 京都:城南模型

2008-07-17 | 模型いろいろ
私が本格的に模型作りに目覚めたのは中学に入った頃でした。
ちょうどスロットカーのブームが来て、あっという間に去り
タミヤのホンダF1が発売された66~7年頃でしょうか。

京都の南のお茶で有名な某市に住んでいた私が、いつも通った模型店は
30代くらいのご夫婦が経営していました。
“おばちゃん!タミヤのポルテン(カレラ10ね)入った?”と聞くと
“アンタが一番最初だよ”言いながら棚の一番上からデッカイ箱を降ろしてくれました。
ベージュの箱を開けて中身を確認するのももどかしく、自転車の荷台にくくり付けて
まっしぐらに家に帰ったことを思い出します。

3年前、京都旅行のついでにその町に寄った時、電話帳で調べて連絡をして
その店に行ってみました。
記憶にある風景とすっかり変わってしまっていて、すこし迷いながらも
民家の角を曲がったところでお店発見!
37年ぶりに尋ねたその店は本当に昔のままの店構えでした!!
看板の文字はハゲて、窓はふさがれ、なんだかちょっと怪しい雰囲気…。

ちょうど来た宅配便の兄ちゃんと一緒に、戸を開けて中に入ると
とうに80を越えただろう店主が快く迎えてくれました。
天上まで高く積まれたキットの箱に驚きながらも、
時間を忘れて懐かしい話に花が咲きました。
今はネット通販の時代なので、模型店にとって厳しい時代ですが
頑張っていらっしゃる姿になんだか嬉しくなってしまいました。

店主の了解を得て撮った店の写真は、大きく引き伸ばして
額に入れ仕事部屋に飾っています。
模型ファンも何十年も続けてこられたのは
この店があったから。

ご主人、いつまでも元気でいてくださいね。




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
零戦 (kSun)
2008-07-17 20:54:56
最近はこういった「おもちゃ屋」がなくなっちゃいましたよね。
例の零戦、Nゲージマニアには有名な店らしく、鉄道博物館に来た人が、せっかくここまで来たのだからと訪れる人が多いそうで、一度に数万円も買って帰るそうです。
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鉄道模型 (ひろポン)
2008-07-18 10:34:48
模型を作る人口が減っていると聞きますが
商店街と一緒で、郊外に大型ホビーショップが出来る代わりに、昔ながらの模型屋さんがすっかり減ってしまいました。でもしぶとく生き残っている店を見つけるとつい入ってしまいますよね。
さいたま市に出来た鉄道博物館はあいかわらず賑わっています。このすぐ前に鉄模のお店もありますよ。
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Unknown (miyan)
2008-07-20 11:29:55
いい話ですね~ まだお店が残っているのがすごい! 自分も小学生(45年前、笑)のときに通った模型店を訪ねようといったら更地になっていました。月日の流れを感じましたね。写真撮っておけば良かった!
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Re:Unknown (ひろポン)
2008-07-20 13:45:46
コメントありがとうございます。
そうですね、この街も昔の面影をあちこち残していますが、住んでいたあたりはすっかり様変わりしていました。
どんどん変わっていくのは時間の問題です。
次に訪れた時はこの店も無くなっているかもしれないですねえ…。

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