ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

エンサイクロペディア・アナトミカ

2015-06-13 | Miscellaneous
今日の1冊。

近年恐竜や動物ばかりでなく、医学関係の仕事もチョイチョイ描いているのですが
先日手に入れた1冊をちょっとご紹介します。
模型と言えば模型なのですが苦手な方はスルーしてください(笑)

“Encyclopaedia Anatomica”  出版社: Taschen America Llc

一見ギョッとする表紙ですが、その名の通り人体解剖学の百科事典。
これはイタリア・フィレンツェのラ・スペーコラ博物館にある展示標本の写真集です。



1775年に開設されたこの博物館は、当時あのメディチ家のコレクションを収蔵するために建てられて
現在はフィレンツェ大学の付属自然史博物館という位置づけになっています。

ここは多くの剥製や自然科学の展示で有名ですが、何と言っても世界的にその名を知らしめているのは
蝋人形による人体解剖標本でしょう。

開設から1814年までの40年のあいだに、専門の職人達によって600体以上の人体解剖モデルが
製作されました。
専門の蝋職人による素晴らしい解剖標本の数々は当時の解剖学がいかに進んでいたかを示す
貴重な資料でもあります。

16×18cmくらいの小さい本ですが印刷も綺麗で、分厚い全704Pのなかに
数百点にもおよぶ標本写真が満載です。
手術の手順とかを描くため結構生々しい画像は見慣れているので、こうゆうものに関しては
何とも思わないのですが(笑)どれも一体どうやって作ったのかと思うくらいリアルで
その美しさには本当に思わず見入ってしまうくらい。
出来たらもっと大判の本で見てみたいものです。

そのまま載せるのはちょっと何なので、全くどうってことの無い画像(笑)をモノトーンにしてボカしを入れました。
興味のある?方はgoogleで検索すると、ど〜んと画像が出て来ます。
是非手に取って見て頂きたい、イタリアに行ったら是非訪れていただきたい
そんな博物館の展示です。





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話変わってお盆の8月15日は東京浜松町で模型のフリーマーケットが開かれます。
概要は以下の通り。
興味のある方は出店、お宝探しに行かれてみてはいかがでしょうか。

第1回 ”スケール” モデラーズフェスティバル