ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

ヨットの模型を買いました…。

2011-06-28 | 模型いろいろ
毎日毎日、雨模様かと思えばいきなり猛暑になったりと、梅雨はいい加減ウンザリです。
この10数年、夏は待ち遠しいというより暑さを思うとグッタリしてしまって、もう若くはないタダのふやけた模型オヤジになってしまったのが悲しいですねえ(笑)

今から30年以上前、まだ広告プロダクションの勤め人だった頃は、当時創刊された雑誌ポパイあたりの影響を真っ先に受けて、スケボーやフリスビーなどにのめり込んでいました。
東銀座の高速の上にある公園は、昼休みになると近くのオフィスのサラリーマンがキャッチボールなどをしに集まってくるのですが、その中に混じってデザイナー達とフリスビーを投げ合っては、たまにミスって高速を走るクルマの上に落下させたりしていました。
近くには同じような広告制作会社がいくつかあって、明らかにデザイナー風な人達がそのうち同じように遊び始めましたね。

昼休み時間をオーバーして会社に戻れば、“お前らいつまで休んでいるんだよ!”とディレクターから雷を落とされたり、まあ結構楽しい時代でした。

大学時代の友人と2人で渋谷の宮益坂にあった、ヤマハのショップが主宰するヨットスクールに参加したのもその頃。

早朝、神奈川県葉山マリーナに10数名が集合し、午前中はヨットの進む原理やロープワークなどの講義を受けました。
午後からいよいよマリーナ沖に出てディンギーの操船体験。
使用したのは470級で、各艇にインストラクターと受講者2~3名が乗船しました。

クローズホールド、アビーム、ランニングといった帆走のしかたをざっと覚えても、実際に海上に出てラダーやセイルを操作するのはちょっと戸惑います。
風は常に吹く方向が変わるので、タックやジャイブを素早く行うタイミングを覚えなければいけません。
急な風でセールのブームが回転してきて頭ぶつける奴がいたり(私です…)最初はみんなドタバタ大騒ぎ。
それでも1時間も走るうちには段々慣れてきて、ついでに沈も体験させてもらってとても面白い経験でした。

その後、友人とお金を出し合って、早速ヤマハのシーホッパーというシングルハンダーのディンギーを購入。
1枚帆のオレンジ色のヨットでセールにはお馴染みバッタのマーク。

三浦半島の佐島マリーナ(森繁久弥氏が開設した)の入口にあったハーバー笠島(今は名前が変わったのかな)に置いて、週末になると東京から京急で逗子へ、そこからバスに乗って出かけました。
ちなみにこのハーバー笠島のお隣には白亜の邸宅があって、いいなあ、こんなとこに住みたいなあ(笑)と話していたのですが、後にここはあのオモチャの北原さんが購入して有名になりましたね。

何度か笠島には通いましたが、仕事が忙しくなって休めなくなって別々に通うようになり、また遠いこともあって段々と足が遠のいてしまいました。
結局友人がマストを折ってしまったのを機に、売ってしまってThe end…。
たった2年ほどで、かじりかけのところで止めてしまったのは残念だったな。
しかしクルーザーもいいけど自分で操作する小さなディンギーの面白さを体験出来たのは良かった!(クルーザー、乗ったことないけど…笑)

もちろんホントはレースに出るくらいになれれば良かったんだけど、下手は下手なりにちゃんと楽しめましたよ。
先輩のデザイナーが逗子にアパートを借りていて、週末ウインドに通っていたので教えてもらったりヨットの帰りに葉山の魚屋で買った相模湾産の魚をお土産に、逗子海岸でBBQをしたり楽しかったですね。



こんな事を色々思い出したのも、ちょっと前にブックオフで激安価格でこんなキットを購入したから。
旧いミツワモデルの1/16、ヤマハ13シーマーチンS。
こんなもの誰も買わないだろうって?!と2つも買ってしまった…。

これは2枚帆ですがシーマーチンには1枚セールのモデルもありました。
海ツバメのマークで、これも当時から非常にメジャーなヨットでした。
できたらフィギュアでも作って乗せたいですね…。

ヨット、特にディンギーは年齢に関係なく楽しめるスポーツ。
興味のある方はぜひスクールに参加してみてください!
海が嫌いじゃなかったら病みつきになるんじゃないかなあ…。