備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

散り際の色、新しい色

2012-12-22 20:05:01 | Weblog


最後の葉っぱになったブルーベリー。
氷点下の明け方があったりして本格的な寒さを前にして、すっかり紅葉も落ちてしまいました。
残り僅か。

自然の鮮やかな色は微かにその最後の散り際を見せています。


痰切豆(タンキリマメ)も最後の実。


これらが落ちるともう冬を覚悟しなければ。


仕事がなかなかやりにくくなるなぁ。気ばかりが焦る時期でもある。ここ数年、穏やかな気持ちで年を越せた事ってあったっけ?
師走の暴走気味な勢いのまま、気がつけば新年というパターンが多いなぁ。

なかなか『悠々として急げ!』とはいかない。

まぁ、こちらの方のように慌て過ぎも困ったものではありますが。


まだ羽が綺麗なので、小春日和に勢いあまって羽化した慌て者と見える。親が早くに卵を産みすぎたか……。
パートナーに巡り合う奇跡がありますように……。
冬枯れの気配のなかヒラヒラと力なく飛んでいきました。


寒さも悪いばかりではなく冬野菜はこれから。


その中でも特に、我が家で外せないのが『中葉の春菊』です。
関西はコレなんですが、岡山で売っているのも育てているのも『大葉』ばかり。
大きい葉っぱは少し苦味が強いので中葉を育てています。これは独身の時からの習慣。
育った食生活とはかくも強力なもの。

しかし、毎日、霜が降りるようになると途端に茎が筋張るので、まだ柔らかな今の時期はサラダで頂いています。
ひと際、フレッシュな色が綺麗です。

冬は冬の楽しみという事か。
「太陽の力が一番弱い冬至が過ぎると新しい一年」という考え方もあるので。新しい色に新鮮な気持ちを頂きます。