台風接近中。
アレコレと濡らしたくないものにシートを掛けたり、溝掃除をしたり…と点検。
チビ窯にも直接シートを掛けておく。一部、割木などにもシートで囲う。
過去に被害が大きかった台風中での窯焚き経験があるけれど、「ホンマに洒落にならん」というのが実際。
火は窯に入らず手前に吹いてくるし、温度は上がらないし、割り木が濡れるなどかなりの苦行になる。ある時点で「もう好きにしてくれ~!」と開き直ってしまう他ない。
設備のしっかりとした窯場なら少しは安心感があるけれど、そうでないところでは、怖い。
小生の窯は、その点、かなりまずいと思う。
屋根に樋がない。窯の後ろは崖。側溝に問題あり。使う割木の一部は外。外はシートが吊ってあるだけ。
あぁ、考えるだけでもヤダヤダ。
さて、話しかわって……。
昨日は満月もさながら、『ドゥダメルのロサンジェルス・フィル音楽監督就任記念コンサート』のネット中継があった。
ドゥダメルについての過去記事は
こちらとか
こちら。
生中継は見逃したけれど、後で「Follow @LAPhil on Twitter」つまり、「ロサンジェルス・フィルからのフォローです」という事になり、24時間限定で無料公開されてます。この
サイトで見られますが、現地時間AM10:00まで。日本時間ではAM2:00ぐらい。今晩なら間に合います。動画ながら意外と軽いサイトなのでオススメ。
オープニングにレッチリ (Red Hot Chili Peppers)やハービー・ハンコックなどが演っていたらしい。(未見)
ジョン・ウィリアムスもスピーチしたとか。(未見)
それだけでも、お祭り!
ドゥダメルが演ったのは『YOLA EXPO Center Youth Orchestra(LAphilのユースオケ)(未見)』『ベートーベン交響曲第9番(LAphil)』。
『第9』は楽章が終わる毎に拍手が入るほどの興奮状態。この辺りはアメリカ気質か。
特に3楽章から4楽章に続けて入るタイミングで(アタッカーなんだけど)拍手されて、さすがにドゥダメルも苦笑いしてるのがお茶目だった。
テンポの振幅は比較的抑えていたけれど、3楽章のクリアな弦の響きと木管が良かった。終楽章の『フーガ』の入りでの静謐さが印象的。あとは、そこからラストまで一気に一筆書きのようなダイナミックな掴み方が、今までの弾けたドゥダメルと違って感動。今までユースオケ相手が多かったけれど、これからが楽しみ。
ただ、カメラのフィックスが多いので、Tp、Trbの方は残念。
そして『第9』の後にアンコール。
「アンコール?」と思っているとドゥダメルのスピーチがあって、最後に「エンジョイ!」
『のだめ』の千秋クンか?「さぁ、楽しい音楽の時間です」バリ。
アンコールは終楽章の途中から。「何故かカメラが引きになったなぁ」と思ったら、曲にあわせて打ち上げ花火!
唖然というか、逆に「もう好きにしてくれ~!」という感覚。最後になると、いつものドゥダメルの高揚感が伝わってきて、もう嬉しくなってしまう。
で、疾走感ある『歓喜』がラストまで。
花火もクライマックスを迎えて、最後はPC前で「ブラボー」とやっちまいました。
やっぱり、陽気で、楽天的で、ポジティブなドゥダメルらしさ満載で素直に楽しめました。生で見られるLA市民いいなぁ…。
演奏もさながら別の部分で感動したのは、オケもコーラスもあらゆる人種、老若男女がみられた事。アジア系も学生さんも、ラテン系もおばあちゃんも…。
字幕は英語とスペイン語。『第9』の持つメッセージが、深まっている光景だった。
ロサンジェルスの満月の下で、全人類の『歓喜』が高らかに謳われる!
更にこれをネットで世界中から見られる(本番は生中継)なんて、すごい感動!
地球上であらゆる人々が繋がっている、繋がれる時代なんだなぁ。
是非オススメ!
こちらへどうぞ。
サイト
今晩なら間に合います。