
春になると貝類が産卵の時期を迎えて美味しくなります。アサリもふっくらとした身になり、ワケギとヌタにしたり、菜の花とパスタにしても絶品です。まさに出会いのものです。
岡山では、この時期に『モガイ(藻貝)』が出回ります。
見た目は『赤貝』のような感じで、身の色もオレンジ色ですが、大きさは、アサリ程度です。味は……それなりです。
この貝を買う事は滅多にありません。けれども、この貝殻が欲しくて購入した。この貝殻を使って、窯詰めをします。すると『貝殻の目跡』が焼き付きます。今までは、赤貝、サルボウガイ、アラメと使ってきました。なぜ、これらの貝を使うかというと、貝殻にある筋状の凹凸が、目跡となった時に模様となるからです。
窯詰めにモガイを使った事が無いけれど、ぐい呑に使えるサイズとして、この度入手。果たして結果はどうなりますやら……。
サルボウは、回転寿司で赤貝としてよく見かけますが、赤貝よりも淡白で甘味に欠けますねぇ。
その子貝のモガイは小さいので、佃煮や煮付けなどの加工品としてよく缶詰などで出回っています。
活きた状態のものを見たのは、岡山に来てからでした。小さい上に、泥をかんでいて、料理にひと手間かかるのが欠点です。でも安いのが長所です。