備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

搬入日

2013-03-04 22:59:17 | 展覧会・ご案内


今日は、搬入日でした。
昨夜、梱包し終わって、朝から車に積み込み。キャプションの印刷をして「さぁ出発!」と思いきや、どうも一旦積み込んだ什器の足が美しくない。


気になるともうダメ。
再び荷台から降ろして水拭きするも……取れない汚れ。う~~ん、困った。
これさえ積めば出発というタイミングなんだけどなぁ。
木材の汚れの対処方法は、「しつこく拭く・サンドペーパーで磨く・塗装する」のいづれかの選択である。
しかし、出発間際で、時間を掛けたくない場面。しかも全部で4脚ある。

で、一番早い方法として「焼く」をチョイス。まぁ、塗装に近い選択肢でしょうか。

「汚れを上回る黒さにすれば汚れは目立たなくなる」という考え方。
なんだか、『毒をもって毒を制す』みたいに思えますが。


ガストーチで全体を黒くなり過ぎない程度に焼いて、その後、毛足の長いスチールブラシで全体をブラッシングする。


う~む、アーリーアメリカンなバーみたいなテイストになってしまった。まぁ、良し。


番狂わせが入ってしまったので急いで出発。
しかしながら、ほぼ予定時刻にギャラリーさんへ到着。(というか、時間が危うくて高速道路で)
搬入からして既にバタバタです。(いつも通りか……)


ひとまず梱包を解きつつ置いてみる。レイアウトは置きながら考える。
ちょっと点数が多かったみたい。いや、ガンガン減ってくれる事を祈ろう。




さっそく搬入中に、通りがかりの観光客の方々から「備前っぽくないね」とのお言葉。
ワタクシ、すっかり「備前っぽくない」が褒め言葉に聞こえる体質になっているのでモウマンタイあるね。(たぶん病気)


さてさて明日は初日ですが、今日やり残した「花を活ける」というミッションがあります。
オープンまでに完了して何事も無かったように、澄まし顔が出来るか……ギリギリです。

明日は、まず朝起きたら庭のツバキ、アイリス、ヒメコブシ、オリーブ……その他諸々を見繕うところから。
この時期は山に上がってもヤブツバキぐらいしかないので花材に困ります。(まっ、奥の手があるんだけどね。つか、無いと困る)


そういう訳で明日は遅刻は出来ないけれど、通勤時間の混み具合が判らないのでドキドキもの。
まぁ、最悪の場合、花を活けるところを見ていただくパフォーマンスという事でよろしくお願い致します。(とんだポジティブ野郎だぜ)


是非、御高覧いただければ幸いです。

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■渡邊琢磨 作陶展■

会期 : 3/5(火)~10(日)
会場 : 倉敷・中央画廊 
      倉敷市中央1-6-3
      (086)434-3530 

全日、在廊予定です。

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m(_ _)m







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