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備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

ジャム作り、ちょっとケチケチ

2008-12-15 12:37:16 | 料理・食材
庭とは言い難い拙宅であるけれど、何かと実の成る木が植わっていたりする。
柑橘系も数種類あるけれど、放任主義というか手入れをしないので成績は悪い。

その中で最も優秀なのがレモン。大きな鉢で細君が管理している。今年は、樹高70cmながら20個以上成っている。一枝辺り7個。枝についたまま黄色く完熟。切ってみると果汁が少なくパサパサ。摘果しないせいか?
それでもモッタイナイ精神と言うか、ケチケチ根性で、その皮でマーマレードを作ることにした。

ザクザクと細長く切って、果汁と一緒に丼鉢に集める。そのまま電子レンジに数回かけて、皮が柔らかくなったところで琺瑯鍋へ移す。柑橘系の実はジャムっぽくまとめる為のクエン酸は必要ないので、コレに砂糖を入れて弱火にかけてオシマイ。簡単。子供にも出来る。


ではあるが……更にケチケチ根性を発揮させる。オホホ…。

夏にアイスコーヒーに使っていたガムシロップが大量に残っている。一気に捌くには、大量に使う事。(当たり前)。そのまま消費期限を待つのも如何な物か。そこで……YES! I use this to make jam!(合ってるのか?素晴らしいヒラメキと思って気取ってしまった!)

甘味は温度が低いほど感じにくいので、常温に戻った時を想定して、とにかく入れる。入れる。入れる。「えっこんなに沢山?」と思わないのが美味しく作る最大のコツ。どうせ、食べる時には砂糖の量は忘れているし……。美味しい事が優先。
果汁が少なかった分、シロップはかなり有効のよう。また新しい発見。

途中で、シナモンを入れようかと思いついたけれど、子供に反対されて却下。「使う時にシナモンパウダーを混ぜなよ~」と言われる始末。知恵がついてきたなぁ。ちょっと悔しいが、ちょっと嬉しい。複雑な気分。
木ベラでゆっくりと鍋底が見えるように、ごく弱火で焦がさないように混ぜる。


ケチケチレモンマーマレードの味は、水あめを入れて増量した市販品よりも甘さが柔らかく、香り良し。砂糖だけで作った時ほどの濃厚さは無いけど。柑橘の爽やかさが身上という事で、あっさり味で良いのかも。

ついでに柚子マーマレードも作りました。勿論、同じ作り方で。

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