「この親にしてこの子あり」と言いますか……。
小生ご幼少のみぎり、外で遊ぶ時には常に手帳を腰から紐でぶら下げていたお子様であった。
それにはアリから見た地図だったり、図鑑から抜書きした花、昆虫、動物の情報をメモしていた。
要は気になるアレコレを書いて満足するという癖。絵よりも文字情報が多かったのも特徴。
これがその後、何かの役に立ったか?といえば特に思い当たる事は無い。
さてさて、そのような事を特に子供達に話した事は無かったはずなんだけど、下の子が何やらメモしているノートを発見した。
メモ魔の血は争えぬのか……。
ノートを机に広げたままだったのでヒョイっと覗くと食べ物カテゴリーのノートらしい。
内容は先日頂いたイタリアンのコース詳細と、シェフが発した言葉、その場での会話などをダイジェストに綴ってある。
「隠し味はアミの塩辛」「イタリアの魚醤と最後に和える」「肉の付け合せは梨のソテー」「桃にピンクペッパーが合うらしい」という小耳情報。
ワインやお酒についての会話の断片などもあった。
大人しくしていたと思っていたら、その場で色々と記憶していたらしい。なるほど。
まぁ、これが今後、何かの役に立つのか?は判らないけれど……「へ~~~」という感じ。
何にせよ体験や感情を言葉にして残すトレーニングは大事だし。
ただ、こういうノートがあるって頃は……今後、色々と書かれる?
「こちらもそれなりにキチンとしなきゃ」って事なのか?
希望としては、ダメ出しは書かないで欲しいなぁ……。
良いようで新たなプレッシャーか?