備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

築地レポ・続き

2011-09-13 19:42:17 | 料理・食材
築地レポの続き。
朝早くから稼動している市場なので、現場向けに飲食店も開いています。場外と場内に分かれていますが、勿論、目指すは場内へ。
朝御飯のテーマが『働くオジサン御用達』だからです。

観光ガイド誌に載っているお店は朝から長蛇の列。人気のお寿司屋さんも狭い店なので「入れ替え制か?」と思うような人裁き。ゆっくり味わえるのかしら?
コスパ的には判りませんが、「寿司盛り合わせ4000円」「秋刀魚塩焼き2500円」「海鮮丼800円」などの表示を見つつも全てスルー。
観光客向けには国産生と輸入冷凍物がイロイロと混じって、お客様のご要望に沿っている感じ。寿司屋は回ってるところもありましたし。

まず直行したのは、市場の正しい食堂というべき店。人気寿司店の行列を翳めて隣の店へ。中は近所の大将達が一仕事終えて晩酌(?)の時間だったり、若いアンチャンが掻っ込んでたり。
時間は朝8:00だが、多分もう何回転かしたんだろう。入るなり笑顔とともに渡されたスポーツ新聞がクタクタだったな。
で、受け取った新聞には目を落とさずに壁のメニューを眺めつつ、大将達の食べている皿を観察。店名に添えてある牛丼やラーメンを誰も食べてないのが印象的だ。一押しは『真鱈の煮付け』『深川煮』らしいけれど、今回は時期的にパス。

「マグロぶつ、焼のり、ごはん大、味噌汁!」とオーダー。

生マグロを小山に積んだ一皿が出てくる。中トロ、赤身の混合。ひと箸づつ味の違いを愉しむ。
ご飯に焼き海苔を散らしてマグロを乗せて『中トロのマグロ丼』にカスタマイズ。旨し~~。シジミの味噌汁も良かったな。

場外を隈なく歩いて堪能した後、歩いて銀座へ。近いねぇ。いいねぇ。


その晩は新橋へも遠征。オケの後輩達と久々に。
場所はニュー新橋ビル地下。なかなかディープな場所ではあるが、時間が遅かったので会社帰りのオヤヂさんは少なかったなぁ。アジア各国のオネエサンの仕切りで焼酎を。東京は外国人多しである。


翌朝も、まず築地へ出動。抑えて置くべき『ホルモン煮』狙い。今度は 門跡通りの行列店である。運が良いのか悪いのか大鍋の前のカウンターに着席。日陰とはいえ屋外路面店だしキビシイ暑さである。多くの人は歩道端のテーブルで立って飲食。でも作り方が判ったので良かったかな。あの行列を短時間で裁く工夫が随所に練り上げられていて、別の部分で感心しました。
味は濃いけれど、くどさは少ない。ご飯に合う味。ただ途中で飽きる。きっと年齢的な問題で量が要らない所為だな。ネギを時々つまみつつ……。ビールがあれば口が変わっていけるかも。しかし出勤前なので呑みませんしねぇ。




銀座まで腹ごなしに歩く。
途中で『日本工芸会』御用達の店を見つけたり……。尿酸値下げてから行こう。


連日、満腹な幸福感とともにギャラリーに在廊しました。
そして多くの方々とお会いできて、これまた幸福な時間でした。本当は全員とゆっくりお話したかったのですが、バタバタして申し訳ありませんでした。m(_ _)m

それにしてもご購入頂いたアイテム比率としては酒器がダントツ。場所柄なのか類友なのか。
え~~と、いつか呑みましょう。(*^o^*)/

ホッピーのオーダーの仕方で「ソト」・「ナカ」のオーダーの仕方が判ったのが収穫ではある。

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~21日(水)まで 『備前 渡邊琢磨 作陶展』会期続いております。

是非、ご高覧くださいますれば幸いに存じます。