今年は、何かと鮎づいている。
夏に さる所で鮎三昧の宴。
鮎の塩焼き、刺身(背越しでなく)、味噌汁。
新鮮な取れたてを 料理したそばから頂く。
最高だった。
そして、今日は落ち鮎。
近くに流れる吉井川の天然物。
夕刻、早速 炭を起こして、七輪で塩焼きをする。
やっぱり 炭で焼くと 格段に香りが良い。
焼いた最後の一匹は 片口に入れて、レンジでチン!
香ばしいカンタン鮎酒の出来上がり。
これまた、コクのある淡い脂を含んだ酒で、
涼しくなった秋の夜には ぬる燗の温度がいい感じ。
手に残った魚の香りが、
今はない夏のスイカを思わせる。
少し温まった ぐい呑みを手に転がしながら
「 夏は遠くになりにけり 」と チョットだけ思う。
染み入るような月夜の山で、鹿の声が響く秋。