ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

2014-09-26 16:05:32 | 日記


                「秋の歌(落ち葉)」ヴェルレーヌ

         
           秋の日の
           ヴィオロンの
           ためいきの
           ひたぶるに
           身にしみて
           うら悲し。



           鐘のおとに
           胸ふたぎ
           色かえて
           涙ぐむ
           過ぎし日の
           おもひでや。



           げにわれは
           うらぶれて
           ここかしこ
           さだめなく
           とび散らふ
           落ち葉かな。






                           秋に

                
                       秋の陽は
                       日中まだ暑く
                       汗をかき
                       クーラーの部屋で
                       うたたねをする
                       我は哀しき

                       遠くの空の
                       飛ぶ鳥の
                       音に
                       震撼し
                       耳蓋ぐ
                       

                       我は
                       うらぶれても
                       指し示す方向へ
                       意志をもちて
                       いかんや


                       げにまけてはならじ
                       この
                       熱き日に