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続いてハンプトン・ホーズを

2015-07-09 | JAZZ
ハンプトン・ホーズは、「ザ・トリオ」と称するタイトル・アルバムを3枚作っています。
前回の「私の愛聴盤」コーナーでVol.2を載せたので、ここでは残り2枚を掲載しました。

面白いことに、こちらの2枚には異なる色のジャケットがあるので、初期と後期(Vol.3は国内盤)の2枚を並べてみました。

「THE TRIO」 CONTEMPORARY C3505
   
 1. I GOT RHYTHM
 2. WHAT IS THIS THING CALLED LOVE
 3. BLUES THE MOST
 4. SO IN LOVE
 5. FEELIN’ FINE
 6. HAMP’S BLUES
 7. EASY LIVING
 8. ALL THE THINGS YOU ARE
 9. THESE FOOLISH THINGS
10. CARIOCA
HAMPTON HAWS(P) RED MITCHELL(b) CHUCK THOMPSON(ds)
録音 1955年6月28日

こちらのVol.1は、以前から名盤としてしばしば取り上げられている1枚です。
どちらかというと、速いテンポの曲が多く、1曲目の「アイ・ガット・リズム」や、B面1曲目となる「ハンプのブルース」が特段素晴らしいです。
評論家氏の中には、ホーズのバラード演奏は下手だと言う方がおられますが、どうしてどうして「ソー・イン・ラブ」、「イージー・リヴィング」、「ジーズ・フーリッシュ・シングス」は中々の演奏です。
この3曲はレッド・ミッチェルのピシッと締った音で、歌うようなベース・ソロも良く、大抵はアンプのボリュームを1目盛り上げて聴くことにしています。


3枚目のこのアルバム、
どのレーベルにおいても、ハンプトン・ホーズのリーダー・アルバムは、その殆どが顔写真のジャケットですが、これは違います。
この親しみが持てるジャケットに、まずは拍手です。
国内盤は、バックが青色となっています。
「THE TRIO Vol.3」 CONTEMPORARY C3523
   
 1. SOMEBODY LOVES ME
 2. THE SERMON
 3. EMBRACEABLE YOU
 4. I REMEMBER YOU
 5. NIGHT IN TUNISIA
 6. LOVER COME BACK TO ME!
 7. POLKA DOTS AND MOONBEAMS
 8. BILLY BOY
 9. BODY AND SOUL
10. COOLIN’ THE BLUES
HAMPTON HAWS(P) RED MITCHELL(b) CHUCK THOMPSON(ds)
録音 1956年1月25日

3枚の中では、ミデアム・テンポやスローな曲が多く、ホーズのオリジナル(2, 10)を除いて全てスタンダードとなっています。
3曲目の「エンブレサブル・ユー」や4曲目の「アイ・リメンバー・ユー」はミデアム・テンポで、6曲目の「恋人よ我に帰れ」はピアノ・ソロによる印象深いテーマでスタートし、サビの部分ではフリー・リズムとなり、2コーラス目からはイン・テンポとなりトリオでと変化を付けています。
8曲目の「ビリー・ボーイ」は、マイルス・デイビスのアルバムの中にレッド・ガーランド・トリオが演奏しているものがあります。

前回の1枚と合わせたこの3枚、モノラルのオリジナル盤を通して聴いて見ました。
コンテンポラリー・レーベルのプロデューサーであるレスター・ケーニッヒと、ミキサーのロイ・デュナンのコンビによる自然で耳触りの良い西海岸の音が心地良いです。
3枚の中では最初の1枚が名盤として取り上げられますが、私の中では3枚共に甲乙つけがたい愛聴盤です。

ハンプトン・ホーズには、この後の56年11月にジム・ホール(g)を入れたカルテットで録音した3枚のアルバムもあり、こちらも何時か登場させたいと思います。


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