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ソニー・ロリンズのウェイ・アウト・ウエスト

2014-08-01 | JAZZ
ソニー・ロリンズの名盤を「ステレオ盤」と、「ステレオ・レコード盤」で聴いてみました。
ロリンズは、1956年にプレスティッジ・レコードとの契約切れとなったのを機会に、その後はどのレーベルとも専属契約を結びませんでした。
そこで、マックス・ローチのバンドで西海岸にやってきたのを機会に、コンテンポラリー・レーベルからのオファーがあり、彼はピアノレス・トリオでの録音を希望したことから、西海岸でナンバー・ワンのドラマーと、たまたまオスカー・ピーターソン・トリオがロサンゼルスにいた為、ベーシストのレイ・ブラウンを引き入れて、この「ウェイ・アウト・ウエスト」が誕生しています。
このタイトルは、ウエスト・コースト録音という意味も含まれているようで、ジャケットのロリンズの出で立ちのカーボーイ姿も決まっています。

このレコードは、西海岸のジャズ・レーベルで著名なプロデューサーのレスター・ケーニッヒと、録音エンジニアのロイ・デュナンの手によるものです。
1957年の録音盤、オリジナルはモノラル盤ですが、このレーベルは早い時期からステレオ録音に力を注いでいました。
しかもモノラル盤に対し、ステレオ盤と、ちょっとややこしいですが「ステレオ・レコード」というレーベルまで作って、同じ演奏をステレオ盤で、ということで、この2つのステレオ録音を取り上げてみました。


まずは「ステレオ盤」で
「WAY OUT WEST」 CONTEMPORARY S7530
   
1. I’M AN OLD COUHAND
2. SOLITUDE
3. COME GONE
4. WAGON WHEELS
5. THERE IS NO GREATER LOVE
6. WAY OUT WEST
SONNY ROLLINS(ts) RAY BROWN(b) SHELLY MANN(ds)
録音 1957年3月7日 

こちらは「ステレオ・レコード盤」で
「WAY OUT WEST」 STEREO RECORDS S7017
   
1. I’M AN OLD COUHAND
2. SOLITUDE
3. COME GONE
4. WAGON WHEELS
5. THERE IS NO GREATER LOVE
6. WAY OUT WEST
SONNY ROLLINS(ts) RAY BROWN(b) SHELLY MANN(ds)
録音 1957年3月7日 

この2枚、ジャケットは表・裏共に違いがありますが、演奏順も演奏時間も同じです。
3人は、左チャンネルにロリンズ、右チャンネルの中央寄りにレイ・ブラウン、そして右チャンネルにシェリー・マンという配置で、
1曲目の「俺は老カウボーイ」と、4曲目の「ワゴン・ホイール」(LPでは表裏の共に1曲目)は古い西部劇映画のナンバーで、豊かなサウンドで朗々と吹くロリンズに対し、シェリー・マンは馬車の感じを上手く表現しています。
また2つのスタンダード(ソリチュード、ノー・グレイター・ラブ)では、レイ・ブラウンの確実な音程で、しかも伸びのある音をバックに、朗々と歌うロリンズも見事です。

そして、おしまいに、この2枚の音の違いはというと・・・
後に掲載した「ステレオ・レコード」の方が、音の粒立ちが良いように思われますが、比較して聴き比べないと分からないぐらいでした。
2枚の中古盤の値段は数倍違うのですが・・・
こうなれば、モノラルのオリジナル盤も、機会があれば聴いて見たいと思います。


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