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山下洋輔トリオ、伝説の再現ライブ

2023-07-30 | JAZZ
2022年7月12日に早稲田大学大隈講堂にて開催された山下洋輔トリオの演奏、
このことについては、昨年8月3日にこの欄に掲載しましたが、その時の演奏を収めたレコードが発売され、予約しておいたブツが送られてきました。
新聞記事は1年前の掲載時にも載せましたが、当時の山下洋輔トリオのドラマーであった森山威男が山梨県甲州市の出身であることから、2022年7月20日の地方紙に掲載されたものです。

「THE 2ND JAZZ ATTACK」 東京FM MURLP-1001
   
1. THEME
2. MOKUJIKI
3. MINA´S SECOND THEME
4. GUGAN
5. MEMORY IS A FUNNY THING
山下洋輔 (p) 中村誠一 (ts, ss) 森山威男 (ds)
録音 2022年7月12日

こちらを企画したのは村上春樹さんで、その思いは付属のブックレットに書かれています。
レコードに収録されている音源について、1969年の再現としている2曲は演奏の構成もほぼ前と同じであり、その2曲については新聞記事に短いコメントが掲載されています。
そして、このアルバムで追加されている「MINA´S SECOND THEME」と「GUGAN」は、初期のオリジナルメンバーで、しかも2022年版として新たに聴けることがオマケとしてありがたいです。

下は、レコードと共に付属していた村上春樹の書き下ろし原稿と、ライブ当日の写真が掲載されているブックレット、各種インタビューを収録したCD、それにA2サイズの両面印刷ポスターで、ブックレットと、CDは貴重な付属品でした。

  


なお、1969年7月の最初のアルバムも併せて聴きました。
「DANCING 古事記」は、1969年に早稲田大学本部キャンパス4号館地下1階にて、東京12chのドキュメンタリー番組として行われた演奏を収録しています。

「DANCING 古事記」 磨RECORD OS 1129~30L
  
1. AGITATION
2. THEME
3. MOKUJIKI
山下洋輔 (p) 中村誠一 (reeds) 森山威男 (ds)
録音 1969年7月

こちらは大学紛争華やかし時代の1969年に、ジャーナリストの田原総一朗さんが企画したイヴェントで、「バリケードの中のジャズ」として注目されました。
仕掛け人としては、対立したセクトが演奏の中へ乱入して騒動が起きることを期待していたものの、最後までトリオの演奏を静かに聞くだけで期待外れ?であったと、後になって “これが最初から仕組んだことだったことも含めて” 知ったいわく付きのもので、最初に50秒ほどのアジ演説があり、演奏へと続いて行きますが、演奏途中での掛け声なども無く、演奏の切れ目では普通のライブと同じ様に聴衆の拍手が聞こえます。
後に発売されたCDも、レコードのオリジナル盤をダビングしている関係から、A、B面に跨がる2曲は分断されたままとなっていて、レコードの表・裏で一端途切れる部分は同じです。(CDなら編集してつなぎ合わせることも出来たと思いますが)
今、改めて聴き直してみての感想はフツーの演奏ですが、その中で中村誠一のサックスの音色が美しいことを改めて認識した次第です。


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