続いてもう1種類の「ダイレクト・カッティング」盤です。
こちらは女性歌手のキャロル・スローンのアルバム収集をしている中で、偶然にも2枚が揃ったので紹介します。
「SPRING IS HERE CAROL SLONE WITH R.HANNA AND G.MRAZ」
ロブスター企画 LDC-1008 / LDC-3008
1. HONEYSUCKLE ROSE (3:44 / 4:53)
2. SPRING IS HERE (5:40 / 5:16)
3. LOVE IS HERE TO STAY (4:17 / 4:30)
4. I’M GLAD THERE IS YOU (3:05 / 3:02)
5. THEY CAN’T TAKE AWAY FROM ME (3:55 / 3:42)
6. S’WONDERFUL (4:22 / 3:56)
7. BUT NOT FOR ME (3:44 / 3:22)
CAROL ALOANE(vo) ROLAND HANNA(p) GEORGE MRAZ(b)
録音 1977年10月23日 パイオニア・スタジオ
このレコーディングも前回同様、2回録音されています。
そして曲目の最後にある数字は最初の録音と2番目に録音された各々の演奏時間です。
ここでチョットややこしいのは、右側写真の「TAKE 2」が、本来のテイク1になるべき最初に録音されているからです。
その経緯ですが、最初に限定発売されたものは、演奏も録音も慣れてきた2回目のものが使用されています。
そのレコードが廃盤となってしばらくして、ジャズ・ファンからもオーディオ・ファンからも、そしてヴォーカル・ファンからも再発売が待望されたのですが、最初に発売した2回目の録音のメタル原盤が使えないため、最初に録音されたものを「TAKE 2」として再発しています。
通常、同じ曲を続けて演奏すれば慣れてくるので、前の部分を修正していくことが多く、録音に関してもバランス補正できるため、この2枚を聴き比べてみてもそのように感じます。
そして、歌とピアノ、ベースによるシンプルなせいでしょうか、またはこの録音に関し技術提供をしているパイオニア(株)の技術力のせいでしょうか、はたまた日本と米国の違いでしょうか、いずれにしても前回の「THE THREE」に比べこちらの方が「生音」に近く非常にリアルな音作りとなっています。
ヴォーカルの前に迫り出してくる音と共に、ベースの音撮りは非常に優れていると思います。
キャロル・スローンの大半のものは所有していますが、これは出来も良く名盤の部類にはいるアルバムだと思います。
2枚を聴き比べてみた感じでは、最初に発売された2回目の録音の方の纏まりが良く、これがオリジナルとして発売されたことも納得できました。
ちなみに音撮りに使用しているマイクロフォンは、ヴォーカルがNEUMANN U-87、ピアノは高音と低音に同じくNEUMANN U-87をそれぞれ各1本、そしてベースはELECTRO VOICE RE-20とSONY ECM-40です。
こちらは女性歌手のキャロル・スローンのアルバム収集をしている中で、偶然にも2枚が揃ったので紹介します。
「SPRING IS HERE CAROL SLONE WITH R.HANNA AND G.MRAZ」
ロブスター企画 LDC-1008 / LDC-3008
1. HONEYSUCKLE ROSE (3:44 / 4:53)
2. SPRING IS HERE (5:40 / 5:16)
3. LOVE IS HERE TO STAY (4:17 / 4:30)
4. I’M GLAD THERE IS YOU (3:05 / 3:02)
5. THEY CAN’T TAKE AWAY FROM ME (3:55 / 3:42)
6. S’WONDERFUL (4:22 / 3:56)
7. BUT NOT FOR ME (3:44 / 3:22)
CAROL ALOANE(vo) ROLAND HANNA(p) GEORGE MRAZ(b)
録音 1977年10月23日 パイオニア・スタジオ
このレコーディングも前回同様、2回録音されています。
そして曲目の最後にある数字は最初の録音と2番目に録音された各々の演奏時間です。
ここでチョットややこしいのは、右側写真の「TAKE 2」が、本来のテイク1になるべき最初に録音されているからです。
その経緯ですが、最初に限定発売されたものは、演奏も録音も慣れてきた2回目のものが使用されています。
そのレコードが廃盤となってしばらくして、ジャズ・ファンからもオーディオ・ファンからも、そしてヴォーカル・ファンからも再発売が待望されたのですが、最初に発売した2回目の録音のメタル原盤が使えないため、最初に録音されたものを「TAKE 2」として再発しています。
通常、同じ曲を続けて演奏すれば慣れてくるので、前の部分を修正していくことが多く、録音に関してもバランス補正できるため、この2枚を聴き比べてみてもそのように感じます。
そして、歌とピアノ、ベースによるシンプルなせいでしょうか、またはこの録音に関し技術提供をしているパイオニア(株)の技術力のせいでしょうか、はたまた日本と米国の違いでしょうか、いずれにしても前回の「THE THREE」に比べこちらの方が「生音」に近く非常にリアルな音作りとなっています。
ヴォーカルの前に迫り出してくる音と共に、ベースの音撮りは非常に優れていると思います。
キャロル・スローンの大半のものは所有していますが、これは出来も良く名盤の部類にはいるアルバムだと思います。
2枚を聴き比べてみた感じでは、最初に発売された2回目の録音の方の纏まりが良く、これがオリジナルとして発売されたことも納得できました。
ちなみに音撮りに使用しているマイクロフォンは、ヴォーカルがNEUMANN U-87、ピアノは高音と低音に同じくNEUMANN U-87をそれぞれ各1本、そしてベースはELECTRO VOICE RE-20とSONY ECM-40です。