リー・コニッツとフランス人ピアニストのマーシャル・ソラルによる最初のセッションです。
「Impressive Rome」 CAMPI SJG 12003

1. Anthropology
2. Impressive Rome
3. Lover Man
4. Stella By Starligt
5. Roman Blues
Lee Konitz (as) Martial Solal (p) Henri Texier (b) Daniel Humair (ds)
録音 1968年10月12日
このセッションは、いくつかの曲を別バージョンで演奏するという2枚のアルバム(もう1枚はEuropean Episode)に収められ、イタリアのカンピ・レーベルから発売されています。
Verve時代の諸作の後に位置する作品で、ヨーロッパのミュージシャンとのセッションとなったことから、これまでとは少し変化も感じられる演奏となっています。
それは1曲目の「Anthropology」に聴かれるように、マーシャル・ソラルの彼にしては思い切ったアプローチで切り込んでくるプレイに刺激を受けて、コニッツが次々とアイデアを出しながらの演奏で分かります。
続く「Impressive Rome」は、ゆったりしたテンポの中で、アンリ・テキシェのベース・ラインが終始主導権を握っていて、アルトもピアノも消化不良の演奏の様に聞こえます。
1曲のみアルトサックスとピアノのデュオで演奏される「Stella By Starligt」では、ソラルの刺激的なソロに対抗して、コニッツのインプロバイザーとしての本領が発揮されています。
今回掲載したアルバム「Impressive Rome」は、10年ほど前に都内のレコード店でなじみの店員さんから“モノラル盤は珍しいよ”と言われて購入しましたが、もう1枚の「European Episode」の方は以前からCDで聴いていました。
この2枚は3曲で同じ曲を取り上げていますが、「Anthropology」はレコードで聴く2nd 、「Lover Man」はCDの2nd、「Roman Blues」はCDの1stバージョンの方がアイデアが豊富で出来が良いように思います。

「Impressive Rome」 CAMPI SJG 12003



1. Anthropology
2. Impressive Rome
3. Lover Man
4. Stella By Starligt
5. Roman Blues
Lee Konitz (as) Martial Solal (p) Henri Texier (b) Daniel Humair (ds)
録音 1968年10月12日
このセッションは、いくつかの曲を別バージョンで演奏するという2枚のアルバム(もう1枚はEuropean Episode)に収められ、イタリアのカンピ・レーベルから発売されています。
Verve時代の諸作の後に位置する作品で、ヨーロッパのミュージシャンとのセッションとなったことから、これまでとは少し変化も感じられる演奏となっています。
それは1曲目の「Anthropology」に聴かれるように、マーシャル・ソラルの彼にしては思い切ったアプローチで切り込んでくるプレイに刺激を受けて、コニッツが次々とアイデアを出しながらの演奏で分かります。
続く「Impressive Rome」は、ゆったりしたテンポの中で、アンリ・テキシェのベース・ラインが終始主導権を握っていて、アルトもピアノも消化不良の演奏の様に聞こえます。
1曲のみアルトサックスとピアノのデュオで演奏される「Stella By Starligt」では、ソラルの刺激的なソロに対抗して、コニッツのインプロバイザーとしての本領が発揮されています。
今回掲載したアルバム「Impressive Rome」は、10年ほど前に都内のレコード店でなじみの店員さんから“モノラル盤は珍しいよ”と言われて購入しましたが、もう1枚の「European Episode」の方は以前からCDで聴いていました。
この2枚は3曲で同じ曲を取り上げていますが、「Anthropology」はレコードで聴く2nd 、「Lover Man」はCDの2nd、「Roman Blues」はCDの1stバージョンの方がアイデアが豊富で出来が良いように思います。

