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スタンレー・タレンタインの最初のリーダー・アルバム

2023-05-14 | JAZZ
タイム・レーベルに録音されたスタンレー・タレンタインの最初のリーダー・アルバムです。

「THE MAN」 TIME S/2086
  
1. LET´S GROOVE (*)
2. SHERI
3. STOLEN SWEETS (*)
4. MILD IS THE MOOD
5. MINOR MOOD (*)
6. TIME AFTER TIME (*)
7. MY GIRL IS JUST ENOUGH WOMAN FOR ME
STANLEY TURRENTINE (ts) SONNY CLARK (p) TOMMY FLANAGAN (p) (*)
GEORGE DUVIVIER (b) MAX ROACH (ds)
録音 1960年1月13日

スタンレー・タレンタインのプレイは、初リーダー作品でありながら既に豪快でかつ繊細な一面が垣間見れる作品となっています。
演奏は、曲によって2人のピアニストがそれぞれ担当していますが、シングル・トーンが主体のソニークラークと、装飾音を交えながらプレイするトミー・フラナガンの微妙な演奏の違いも感じることが出来ます。
その中で、アップ・テンポによる「MILD IS THE MOOD」は、ジョージ・ディヴィヴィエのランニング・ベースプレイに触発されて突っ走るタレンタインに対し、ソニー・クラークの絶妙なピアノ・プレイが印象に残ります。
全7曲の中で、唯一スロー・テンポで演奏される「TIME AFTER TIME」は、バラードの真骨の演奏で、ヴォリュームヴォリュームを上げて聴くと、タレンタインのマウスピースの息づかいまでが生々しく収録されています。

このステレオ盤は、いわゆる中抜け状態の奏者が左右に振り分けられる完全なセパレートとなっていて少し違和感もありますが、それを吹き飛ばすタレンタインのプレイとなっています。

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