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“LOVE”という言葉が入った曲を集めたアルバム

2023-04-09 | JAZZ
栗田八郎のリーダー・アルバムに西条孝之介が参加し、「LOVE」に関連する曲を集めて作った1枚です。

「LET ME LOVE YOU」 OFFBEAT ORLP-1013
  
1. FALLING IN LOVE WITH LOVE
2. FALL IN LOVE TOO EASILY
3. LET ME LOVE YOU
4. LOVE IS HEAR TO STAY
5. KIND LOVIN´ BLUES
6. I WISH YOU LOVE
7. BEAUTIFUL LOVE
8. YOU DON´T KNOW WHAT LOVE IS
西条孝之介 (ts) 土井一郎 (p) 栗田八郎 (b) 野口みちお (ds)
録音 1976年5月10, 11日

西条孝之介に関するレコードを集めていた中で、栗田八郎トリオに参加した「Love Song Book」というサブタイトルの付いたアルバムです。
ジャケットは地味ですが、リーダーの栗田の確実なサポートと、間を活かした土井一郎のピアノ・プレイもさることながら、ここでも西条のミディアム・テンポのものからバラードまでが堪能できます。
西条は4曲に参加しており、前回掲載した「EARY AUTUMN」と同様の雰囲気を持った40代半ばの若々しいプレイを披露している一方で、「FALL IN LOVE TOO EASILY」の美しいプレイもあります。

リーダーの栗田は、「LET ME LOVE YOU」と「KIND LOVIN´ BLUES」の2曲を提供しており、加えて「 I WISH YOU LOVE」を含む3曲は、リーダーの栗田をフューチャーしたピアノ・トリオとなっています。
栗田のソロは、LET MEでピチカットが、他の2曲では弓を使っていますが、I WISHでは丸ごとアルコによるプレイで通しており、それを野口がブラシでサポートしていて、ベースのゴリゴリ感を打ち消しています。
8曲の中でのハイライトは「 BEAUTIFUL LOVE」ですが、西条は最初の1コーラスを低音で、続くコーラスは1オクターブ上げて吹いており、アドリブに移ってからはサックスの特徴を活かして低音から高音までを使って見事な演奏を展開しており、それに続いてピアノ、ベース、ドラムスがそれぞれソロを取る8分を超える演奏となっています。
なお、最終曲の「YOU DON´T KNOW WHAT LOVE IS」は、土井一郎の短いピアノ・ソロで締めくくられています。
全体を通しての印象ですが、演奏のバランスも良く録音も優れていることから、繰り返して聴きました。


コメント
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