東西ベルリンの壁があった時代に、多くの東独のジャズ・シーンを記録したFMPレーベル、
その中で、一人のマルチ・リード奏者にスポットをあてたアルバムを選んでみました。
「JUST FOR FUN」 FMP 140
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/53/5e/6511ba86d000894a8f11fff740506977_s.jpg)
1. ZUGABE
2. JUST FOR FUN
3. BOHNSDORF
4. TANGO Ⅰ、Ⅱ
5. OHNE MICH
6. SONATTA
ERNST-LUDWIG PETROWSKY(reeds) CONRAD BAUER(tb)
KLAUS KOCH(b) WOLFGANG WINKLER(ds)
録音 1973年4月29日
FMP 0140は、リーダーのぺトロウスキーを知る最初となった1枚です。
しかし彼の出番は意外と少なく、特にクラリネットを吹いている部ではトロンボーンのバウワーや、ドラマーのウインケラーにお株を奪われているようにも感じます。
演奏は間を活かした静寂な部分から、ゴリゴリのフリーまで、様々な音が混在するインプロビゼーションの連続で、4曲目や6曲目の「タンゴ」や「ソナタ」にしても、そのタイトルから連想できる内容とはかけ離れています。
ぺトロウスキーは曲により、3種類のサックスとクラリネットを吹き分けており、アルト・サックスで発する高音は、まるで電子楽器の様でもあります。
「AUF DER ELBE SCHWIMMT EIN ROSA KROKODIL」 FMP 0240
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/51/f1/011ac71ade5fff42a1976575734cb61a_s.jpg)
1. KRISIS EINES KROKODILS
2. ZWEISAM
3. AUF DER ELBE SCHWIMMT EIN ROSA KROKODIL
4. PETTING ZU TAKE Ⅳ
5. TAKE Ⅳ
6. MEHR AUS TEUTSCHEN LANDEN
ERNST-LUDWIG PETROWSKY(reeds) CONRAD BAUER(tb)
ULRICH GUMPET(p) GUNTER “BABY”SOMMER(ds)
録音 1974年3月5,6日
ペトロウスキーは、続くFMP 0240でやっと本領を発揮し、アルト・サックスを中心に思う存分に吹きまくっていて、ソロ、及びトロンボーンやピアノとのデュオ等で、多くのスペースが与えられています。
また、バウワーのパワフルなトロンボーンは前作そのままの勢いがあり、ピアニストのギュンペートとドラマーのソマーの存在も強く出ていて、前作よりストーリー性がある内容となっています。
ベルリンの壁が壊れた象徴的な日である1989年11月9日は、まだ15年も先のことですが、この時代の東独のフリー・ジャズ・シーンのレベルが高かったことを示す2枚です。
その中で、一人のマルチ・リード奏者にスポットをあてたアルバムを選んでみました。
「JUST FOR FUN」 FMP 140
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/64/cd/b8fc600ea78f5ba92e3c027941eac305_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1c/6f/7e3c6dd0dd69e9d2bb85e903a0d1c6a0_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/53/5e/6511ba86d000894a8f11fff740506977_s.jpg)
1. ZUGABE
2. JUST FOR FUN
3. BOHNSDORF
4. TANGO Ⅰ、Ⅱ
5. OHNE MICH
6. SONATTA
ERNST-LUDWIG PETROWSKY(reeds) CONRAD BAUER(tb)
KLAUS KOCH(b) WOLFGANG WINKLER(ds)
録音 1973年4月29日
FMP 0140は、リーダーのぺトロウスキーを知る最初となった1枚です。
しかし彼の出番は意外と少なく、特にクラリネットを吹いている部ではトロンボーンのバウワーや、ドラマーのウインケラーにお株を奪われているようにも感じます。
演奏は間を活かした静寂な部分から、ゴリゴリのフリーまで、様々な音が混在するインプロビゼーションの連続で、4曲目や6曲目の「タンゴ」や「ソナタ」にしても、そのタイトルから連想できる内容とはかけ離れています。
ぺトロウスキーは曲により、3種類のサックスとクラリネットを吹き分けており、アルト・サックスで発する高音は、まるで電子楽器の様でもあります。
「AUF DER ELBE SCHWIMMT EIN ROSA KROKODIL」 FMP 0240
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2c/3e/1f449fd3aabcfb718b2679b2ed9a94ff_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3f/aa/81e979ab438e7d65f0bef7b8ee131cca_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/51/f1/011ac71ade5fff42a1976575734cb61a_s.jpg)
1. KRISIS EINES KROKODILS
2. ZWEISAM
3. AUF DER ELBE SCHWIMMT EIN ROSA KROKODIL
4. PETTING ZU TAKE Ⅳ
5. TAKE Ⅳ
6. MEHR AUS TEUTSCHEN LANDEN
ERNST-LUDWIG PETROWSKY(reeds) CONRAD BAUER(tb)
ULRICH GUMPET(p) GUNTER “BABY”SOMMER(ds)
録音 1974年3月5,6日
ペトロウスキーは、続くFMP 0240でやっと本領を発揮し、アルト・サックスを中心に思う存分に吹きまくっていて、ソロ、及びトロンボーンやピアノとのデュオ等で、多くのスペースが与えられています。
また、バウワーのパワフルなトロンボーンは前作そのままの勢いがあり、ピアニストのギュンペートとドラマーのソマーの存在も強く出ていて、前作よりストーリー性がある内容となっています。
ベルリンの壁が壊れた象徴的な日である1989年11月9日は、まだ15年も先のことですが、この時代の東独のフリー・ジャズ・シーンのレベルが高かったことを示す2枚です。