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ポール・ブレイの1枚

2016-01-09 | JAZZ
これまで様々なスタイルのプレイに接してきたポール・ブレイですが、新年早々の訃報に接し、ここで改めて彼の出身地であるカナダ・モントリオールのラジオ局で録音した1枚を取り上げてみました。
ポール・ブレイの最初のピークは1964年からの5年間で、この間、ESP、Fontana、Polydor、BYG、Limelight等のレーベルで次々とトリオ作品を発表しています。
そして、その最後を飾るのがこのアルバムであり、この後はアーネット・ピーコックと共に「シンセサイザー・ショウ」を結成し、暫らくはシンセサイザーや、エレクトリック・ピアノを駆使した音作りの世界に行ってしまいます。

「PAUL BLEY TRIO」 RADIO CANADA INTERNATIONAL 305
  
1. BLOOD
2. NOTHING EVER WAS ANYWAY
3. PAUL
4. PIGFOOT
5. TOUCHING
PAUL BLEY(p) MARIO PAVONE(b) BARRY ALTSCHUL(ds)
録音1968年12月
ここで聴かれる5曲は、彼自身のオリジナル1曲を除き、アーネット・ピーコックのペンによるもので、60年代に繰り返し演奏されたお馴染みのものも入っていますが、ここでの演奏は更に緊張感があり、スリルに富んだ中身の濃いプレイを聴くことができます。
これは地元でのレコーディングということと、この先に来る別次元へ向かう前の集大成であるとも言えるプレイです。

かって、私も所属していた狭山ジャズクラブでは、藤井郷子さんをゲストに迎えてポール・ブレイのソロ・ピアノ・コンサートを開催した懐かしい思い出もありました。

2016年1月3日、享年83歳、ここにご冥福をお祈りします。

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