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ジャズ・フェローズからの1枚

2016-01-30 | JAZZ
ドラマー中村達也が、ジャズ・フェローズというバンドで活動していた時代の1枚、
メジャーでの初レコーディングは、今は無きトリオ・レコードからの「SONG OF PAT」ですが、こちらは2作目のものです。
1974年に渡米、2年後に帰国して国内で活動を開始した中村達也が、米国からサード・ワールド・エナジー・アンサンブルの主要メンバー2人を招いて開催したコンサートの模様が150人収容のホールで収録されています。

「JAZZ FELLOWS」 I.J.E. - 001
  
1. CONGRATULATION
2. GOSPEL
3. PROBE
4. CHAVI
中村達也(ds) TED DANIEL(tp, flh) JOSEPH BOWIE(tb) 望月英明(b)
録音 1978年3月8日 東京御茶ノ水 日仏会館
このライブが録音された当時、米国ではニューヨークやシカゴを中心に自由でエネルギッシュな演奏が連日・連夜行われていましたが、ここ御茶ノ水でも同様に、エキサイティングな演奏が展開されていました。
ここでの演奏は、同じフリーフォームでありながら、明らかにヨーロッパのそれとは異なり、米国の「音」です。
中村から発せられるパーカッションの間を得たタイミングとその響きや、モスラ(望月)のベース音もしっかり捕らえられていて、私家盤でしかもライブでありながら非常に生々しい音で録音されています。
しかし・・・
今、改めて聴き直してみると、単に時代を通過した記録の1ページという1枚でした。

緊張とスピードを持って展開される同時期の演奏の数々は、アラン・ダグラスと、マイケル・カスクーナのプロデュースにより生まれた5枚のアルバムにも収録されています。

なお、中村達也というドラマーは1965年1月4日生まれで同姓同名の方がいますが、こちらは1945年1月2日生まれの中村達也で、八王子アローンで収録された阿部薫とのセッションにも登場しています。

コメント
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