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私の愛聴盤 (第70回)

2015-08-29 | 私の愛聴盤
第70回はディジー・ガレスピーの「ソニー・サイド・アップ」です。

このレーベルのプロデューサーであるノーマン・グランツお得意のオールスター・セッションの1枚です。
前回(第69回)のベニー・グッドマンのアルバムの中に「オン・ザ・サニーサイド・・・」がありましたので、その関連で同曲が入っているもう1枚の好きなアルバムを取り上げました。
タイトルは2人のソニーに引っ掛けていますが、ディジー・ガレスピーが「サニーサイド」で歌を披露していることから、紛れも無くガレスピーのリーダー・アルバムだと思います。
「SONNY SIDE UP」 verve MG V-8262
  
1. ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET
2. THE ETERNAL TRIANGLE
3. AFTER HOURS
4. I KNOW THAT YOU KNOW
DIZZY GILLESPIE(tp) SONNY ROLLINS(ts) SONNY STITT(ts) RAY BRYANT(p) TOMMY BRYANT(b) CHARLIE PERSIP(ds)
録音 1957年12月19日

注目の1曲目「オン・ザ・サニーサイド・オブ・ザ・ストリート」、
演奏はスティット~ガレスピー(ミュート・トラアンペット)~ロリンズ~ガレスピー(ボーカル)の順でリレーされ、味のある歌を披露しています。

速いテンポで演奏される2曲目の「エターナル・トライアングル」は、ロリンズとスティットの2人の激しいサックス競演が見事で、それに応えて続くガレスピーのハイ・ノートが炸裂します。
最後にブライアントが登場し、熱い演奏を沈めるかの如く淡々とピアノを弾いています。
3曲目のスロー・ブルースの「アフター・アワーズ」は、フィニアス・ニューボーンのピアノでの名演奏が残されていますが、ブルースの得意なレイ・ブライアントも独特のフィーリングを醸しだしています。
また、このスロー・ブルースをガレスピーはミュートでプレイし、2人のサックスが続きますが、ここは表現豊かなスティットに軍配を上げたいと思います。
最後の「アイ・ノウ・ザット・ユー・ノウ」は、ストップ・タイムの上をロリンズが快調に飛ばし、続くガレスピーのトランペットとドラマーの4バースを経て閉めくられています。

この「サニーサイド」、以前掲載したベイシーとエラのアルバムにも収録されています。

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