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チエミの歌うジャズ・アルバム

2015-08-20 | JAZZ
江利チエミ(1937.1.11 - 1982.2.13)
歌謡曲も上手い歌手でしたが、こちらも外せません。
彼女が若くて一番幸せな時期に録音されたジャズ・アルバム、

1枚目のアレンジは内藤法美が担当しています。
レコードでいうA面の4曲は元来ラテンの曲ですが、その匂いはあまりなく、タイトルのようにまるでスタンダードです。
B面は、そのスタンダードで構成されており、美空ひばりも得意としていた「恋人よ我に帰れ」を始め、スローな曲が多く、しっとりと、一言一言丁寧に歌っています。
裏面の解説には、この録音が健さんとの結婚式の前日までスタジオ入りしていたことが書かれています。
「チエミのスタンダード・アルバム」
 

以下の2枚は、デルタ・リズムボーイズのメンバーだったカール・ジョーンズと歌ったスインギーなアルバム、
続編の方は、渡辺貞夫も参加していて、貴重な音源です。
「チエミ・アンド・カール・ジョーンズ」&「クレイジー・リズム」
    

3枚のCDを続けて聴いてみましたが、彼女の歌がポピュラー・ソングから徐々にジャズらしくなっていくのが分かります。
カール・ジョーンズとの掛け合いも上手く、バックの面々も当時のオールスター揃いです。
またアレンジは今聴いても古さを感じさせません。

3枚目の「クレイジー・リズム」を最後に、彼女のジャズ・アルバムは一旦小休止となっています。
こういう歌をもっと沢山聴きたかった。
彼女はそういう歌手の一人です。


コメント (2)
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