あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

日本で再評価されたピアニストのアルバム

2014-05-08 | JAZZ
エディ・ヒギンズ ( Eddie Higgins ) 1932年2月21日- 2009年8月31日 
マサチューセッツ州ケンブリッジ生まれ

シカゴでプロとしてのキャリアをスタートさせ、1958年に初リーダー作を録音しています。
当時の活動拠点の中心はシカゴでしたが、1970年にフロリダに移動しています。
デビュー盤以降、多くのミュージシャンとの共演や、マイナーレーベルへの吹き込みは継続してあったものの、彼の存在は1960年録音のヴィージェイ盤以降、忘れかけていたと言っても良いくらいでした。
ところが1996年3月にフロリダで録音された1枚のアルバムに、日本のレコード会社(Vernus Records)が目を付け、その後は次々と作品が生まれることになりました。

その先がけとなった、エディ・ヒギンズのアルバム(CD)です。
「PORTRAIT IN BLACK AND WHITE」 SUNNYSIDE SSC 10720
  
 1. LULLABY OF THE LEAVES
 2. DANNY BOY
 3. WHAT IS THING CALLED LOVE
 4. LIEBESLIED
 5. RETRATO EM BRANCO E PRETO
 6. SICILIANO
 7. JUST IN TOME
 8. PAVANE
 9. THE DOLPHIN / SOMEONE TO LIGHT UP MY LIFE
10. DANCE ONLY WITH ME
11. VOCALISE
EDDIE HIGGINS(p) DON WILNER(b) JAMES MARTIN(ds)
録音 1996年3月25 & 26日

このアルバムは無名のサイドマンを従え、エディ・ヒギンズ自身のプロデュースにより制作されたもので、スタンダードやクラッシック音楽のジャズ化など、非常にリラックスした演奏になっています。

そして翌年、ヴィーナス・レコードがライセンスを受けCDを、遅れてLPを発売し、ここから日本で次々とヒット作が生まれていくことになりました。
下はそのLPで、オリジナル11曲の中から6曲がピック・アップされています。
「PORTRAIT IN BLACK AND WHITE」 VENUS RECORDS TKJV-19065 (98年3月発売)
   

こちらはCDの「音」とは異なり、このレーベル「独特の音」に生まれ変わっていて、違った形で楽しむことができます。


下記は、1986年8月5日,ニューヨークで録音された、エデイ・ヒギンズの自信作と言われるアルバムです。
こちらもタイトルからしてスタンダード中心の内容です。
「BY REQUEST」 SOLO ART SACD-104
    

ベーシストとして、ミルト・ヒントンが参加していることでも価値があるアルバムです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする