あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

レナード・バーンスタインのミュージカル作品

2013-11-25 | JAZZ
前回、レナード・バーンスタインの「ウエスト・サイド・ストーリー」を取り上げましたが、トミー・フラナガン・トリオが彼の作品を取り上げたアルバムもありました。
タイトルのロンリー・タウンを始めとして、全7曲がミュージカルからの選曲となっています。
そしてこのアルバムは、ブルーノートに録音されていながら当時は未発売となっていて、1979年に日本のキング・レコードによって初めて世に出たものです。
ジャケットの図柄は、タイトルがロンリー・タウンとはいえ、ブルー・ノートらしからぬダサイ感じがしますが、ここはご愛嬌ということで・・・
「LONELY TOWN」 KING RECORDS GP 3186
   
1. AMERICA
2. LONELY TOWN
3. TONIGHT
4. IT’S LOVE
5. LUCKY TO BE ME
6. GLITTER AND BE GAY
7. MAKE OUR GARDEN GROW
TOMMY FLANAGAN(p) JOE BENJAMEN(b) ELVIN JONES(ds) 1959年3月10日 NY録音

このアルバムは、1曲目と3曲目がウエスト・サイド・ストーリーからの選曲となっていますが、先のオスカー・ピーターソン・トリオのアルバムより先に録音されています。
そして1曲目のアメリカは、ピーターソンの方には入っていませんでした。
一方トゥナイトは、ベースのアルコによるテーマの後フラナガンのソロとなり、最後は3者間のフォア・バースで締め括られていて、全く異なったアプローチが楽しめます。
ロンリー・タウンと、ラッキー・トゥ・ビー・ミーは、バーンスタインのミュージカル処女作品「オン・ゼ・タウン」(45年)の挿入歌、グリッター・アンド・ビー・ゲイとメイク・アワー・ガーデン・グロウは、「キャンディド」(56年)からの曲です。

トミー・フラナガンは、オスカー・ピーターソンに比べ控えめで、地味な音楽性の持ち主ですが、端正で洗練されたピアノ・タッチが特徴で、このアルバムでもバランスの良い演奏を聴くことができます。
また、ドラムスのエルヴィン・ジョーンズとの共演作品も多くあるので、別の機会にこの2人の共演盤を取り上げてみたいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする