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ローランド・ハナの2枚

2013-11-12 | JAZZ
サー・ローランド・ハナ ( Sir ROLAND HANNA) 1932年2月10日 - 2002年11月13日 

敬愛の念を込めて “ サー ” の呼称が冠せられたピアニスト、ローランド・ハナ、
1970年にアフリカ共和国リベリアを訪れた際、大統領から勲爵位である “ サー ” の称号を授与されています。
そのハナさんは、11年前の11月13日に不整脈による心臓疾患のため、この世を去っています。
幼少時代に父親からピアノを教えられ、クラッシック教育を受けたこともあり、クラッシック音楽をレパートリーとすることもありました。
ジャズへの開眼は、同郷でデトロイト出身のトミー・フラナガンによるとも言われています。

ハナさんは、1990年6月に自主開催した中山英二 (b) との「ジャパン・ツアー ’90」でお世話になりましたが、その時のことがつい最近の様に思えます。
  

そんな訳で、今夜は改めて彼の代表的なアルバム2枚を聴いてみました。
「EASY TO LOVE」 ATCO 33 - 121 ( MMG AMJY - 3121 )
   
1. THE BEST THINGS IN LIFE ARE FREE
2. NEXT TIME YOU SEE ME
3. FROM THIS DAY ON
4. LIKE SOMEONE IN LOVE
5. YESTERDAYS
6. FAROUK THELONIOUS
7. IT NEVER ENTERED MY MIND
8. EASY TO LOVE
9. NIGHT IN TUNISIA
ROLAND HANNA(p) BEN TUCKER(b) ROY BURNES(ds)  録音 1959年9月25日

彼の2作目のリーダーアルバムで、代表作の中の1枚です。
比較的速い曲も、バラードも、右手のシングル・ラインがとても綺麗です。


「DREAM」 VENUS RECORDS TKJV - 19094
   
1. WHEN I GROW TOO OLD TO DREAM
2. I HEAR A RHAPSODY
3. DREAM
4. A SLEEPIN’ BEE
5. YOU DO SOMETHING TO ME
6. STREET OF DREAMS
7. THIS TIME THE DREAM’S ON ME
8. SKYLARK
ROLAND HANNA(p) PAUL WEST(b) EDDIE LOCKE(ds)  録音 2001年2月1日

日本人のプロデュースによる晩年の作品で、ハナさんが温めてきたアイデアで「夢」にちなんだ曲を集めて演奏されています。
これは彼の最高傑作とも言われ、録音とも相俟って、ピアノの響きが心地良いアルバムです。
特にA面最後のスリーピン・ビーと、B面最後のスカイラークの共にバラードが素適です。
尚、ジャケットにはモネのスイレン(Water Lillies)が使われています。

コメント
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