そんな連休初日、ということになるな。
あの昭和の時代に、降る雪や明治は遠くなりにけり、だったかな。
中村草田男が昭和6年、30歳の時に詠んだとあった。
大正が15年、とすると、明治が終わって、ざっくり20年が過ぎた頃。
今が、令和だから、その前の平成を超えた向こう側に佇んでいるのが昭和だ。
あの頃の明治に対するのと同じような思いなのかもな、ことにある世代にとっては。
油がもったいないから寝らずよ、と言ったという曽祖母の言葉、が蘇ってくる。
彼女も明治を思っていたのかもしれないな。
その孫たる母親から聞いたんだった。
電気、電灯がそんなに普及してなかった時代か。
僕らは、「戦後民主主義」世代だ。
戦争に負けて焼け野原になったわが列島に灯されたアメリカンカルチャー、と教えられていたんだな、きっと。
たしかに、そう眺めると、昭和は遠くなりつつあるな。
ドルの崩壊か、西欧のある種のイデオロギーが溶解していくか、なんて令和の世だ。
そんな朝は、グアテマラのラスロマス。
その前には、巴川下流まで走ってきた。
さて、そんな昭和の追憶とともに、昭和の日を味わうとするか。