まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

イ・イ戦争

2011年06月21日 | Weblog

夕べ、ある宴会があり。

目の前の御仁と。

ドイツのブドウ畑は、生垣くらいの高さで。

一面、ブドウ畑で。

と安いワインを飲みながらの話になり。

って、ことは、ドイツ、行ったことがあるの?

というわけで、ことの顛末をお聞きすることになった。

どうやら、娘さんが、国際ボランティアのような活動を、夏休みにしていたらしく。

そこへ、夫婦そろって、押しかけた、ということらしい。

戦争で傷ついた子どもたちへのリハビリ、というのか。

手首飛ばされた子には、義手だと壊れてしまったとき困るので、国へもどっても自立できるように、骨を改造したりする、という。

その彼も、前の会社では、イラクでゼネコンの仕事をしてい由。

あのサダム・フセイン健在なりしころのイラクですね。

イランとの戦争を、イ・イ戦争と呼んだよね。

湾岸戦争の前です。

その頃は、アメリカもイラクのサダム・フセインへ肩入れしていたわけだ。

なので、というわけでもないんだろうけど、イスラムの国なのに、イラクはタバコ、酒はOKだったそうで。

金持ちたちが、隣国クエートから、お酒を呑みにやってきたという。

建設現場には、フセインのスパイがいて。

サダム・フセインなどと言おうものなら、逮捕されちまう、とか。

大きな肖像写真を現場へ飾るのだけど。

落としたりしたら、大変なことになるので、インド人に頼んだ、とか。

現場には、10ケ国の人々が働いており。

ブロークンな英語プラスボディーランゲージだったとか。

ほんと、人って、わからないよね。

失礼ながら、目の前の御仁、ふだんは風采のあがらない、ただのおっさん。

みたいに、ながめられがちなんだけどね。

話してみなけりゃ、その人の人生はわかりません。

はなせばわかる、はなせばわかる、って、老眼ネタだけど。

あれって、物事、あるいは人事は、ある年齢がきたら、離して見なさい。

みたいな寓意なのかもしれず。

俯瞰、というか鳥瞰というのか。

そんなことかもしれません。

 

 

コメント
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