まわりで起こっていること

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漆器祭り

2011年06月05日 | Weblog

これは、奈良井宿です。

昨日、ちょこっと書いたように、この漆器屋さん。

木曾平沢の巣山さんと同級生だそうで。

ここでは、ケヤキに漆を塗った汁椀を買い求めたんだけど。

同級生だということで、まけてもらいました。

奥様がね、これは海外でつくったものをうちで塗ったものです。

とか、こちらは、地元のケヤキからなので、ちょっと、お値段が違います。

とか、丁寧にフランクに説明してくださって。

好感がもてたのです。

ここでも、昨日の表題みたいに、心の中のぬくもり、が残っています。

それでは、記念撮影を、というウタイで、写真をとったのです。

ここで妻が手に持っているのが、奈良井宿の地図で。

朝ドラの飴やさんはどこですか?

という質問に、手馴れた風情で、奥様が教えてくださったときのツールです。

もう、何人もの観光客に説明されたんだろうね。

こちらのおばちゃんも、いや、おねえさんとしておこう。

ロケの最中のさまざまな逸話も話してくださって。

といっても、僕は見てないので、話には加われず。

時折、彼女が、僕の方を見て話してくださったので、一応、ああそうなんですか、みたいな風情でおききしたんだけどね。

どうやら、そのドラマは、安曇野が舞台だそうで。

しかし、今の安曇野には、監督さんの気に入った情景がないので、ここ、奈良井で撮ったんです。

だから、奈良井は関係ないんだけどね。

でも、友達から、ひっきりなしの電話で。

あんたのうちが出てただの、だれそれのうちがうんぬん、と。

もう一人、この写真の右手下にいらっしゃるんだけど。

その方からも、うちの窓を細くあけて、息をひそめて、撮影をみていた。

物音を立てると、カットカット、みたいにしかられて。

とかね。

この道の半分くらいの道幅にセットをつくり。

のぼりの坂道をくだりの坂道につくりかえたり。

セットだらけなので、夜は警備員をつけて、盗まれないようにしたり、とか。

あとからあとから、そのときの逸話が出てきて、別れるのも名残惜しそうでね。

書き出したら、きりがないくらいなんです。

そうそう、漆器祭り、というのは、木曽平沢という地区で。

ここ、奈良井は、宿場祭り、ということだった。

木曾街道を走っていると、祝漆器祭り、というたて看板を目にし。

漆器が、軒下や屋外に並べられた光景のなかで、家族や親戚の方々が、あつまっている姿も目にするとね。

わがみこしおたくの街で目にする光景とおんなじでね。

あそこでも、みこしの日には、嫁に行った娘さんが小さな子どもを抱きながら、という光景を目にするからね。

次男坊のめんぱを買ったお店の大将も、これがいとこで、だれがおいっこで。

みたいなことを、ニコニコしながら、説明していたっけ。

この日は、一族郎党あげてのお祭りなんだ、と。

だから、巣山定一さんのところでも、わざわざ奥からご高齢のお母様が出てきてくださったりね。

家族のぬくもり、街のぬくもりというのが、心の中にしみこんだのです。

ちなみに、木曽平沢を南側の橋の上から撮るとこんな感じです。

木曾街道だから、この川は木曽川みたいだけど、名前は定かではありません。

これは、北に向かって撮っています。

右側が、漆器祭りの行われていた平沢地区です。

 

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