3000万人

熊森協会の森山まり子さんたちが、環境庁をたずねたときの話。

環境庁のお役人さんが言った。

日本の適正人口は3000万人です。

しかも、江戸時代くらいの質素な暮らしをして、という前提で、と。

日本の自然環境への負荷、という観点からなのか、どうなのか。

そう言い放ったお役人に頭にきたらしいけどね、彼女は。

そういうことじゃなくて、今のまま、拡大造林の政策を続けていたら、クマは絶滅においこまれるし、森もなくなり、水もなくなり、やがては、人間も絶滅するからなんとかしようよ、というコンセプトで話してるんだからさ。

しかし、四川省の大地震でゆれる中国だけど、あそこの人口が9000万人でしょ。

ほぼ日本の人口だよね。

江戸時代以前の生活レベルならいいかもしれないけど、少しずつでも、先進文明の暮らしがはじまりだすと、なにをするにも、大変だよね。

持続可能な、という、ま、英語で言うと、サステナブルとかいうのかな、そんな仕組みを丹念に造っていかないと、アウトになる可能性あり、だね。