沸騰都市

ＮＨＫの特集。

第一回目は、ドバイだった。

すさまじい沸騰だ。

砂漠を巨大都市に変貌させる、大プロジェクト。

140万の人口のうち、半分が、インドやバングラディシュからの建設労働者で、やがては、一千万都市をめざすという。

ラスベガスも、砂漠の中に造られた都市だというけど、スピードがちがう。

世界一の、400ｍ超のタワーの建設屋さんは、エジプトのピラミッドを凌駕する、と言っていた。

総工費一兆円だそうだ。

なんでも、ナンバーワンじゃなければ、意味がない、と。

その彼、週末には、息子をつれて、砂漠へ行く。

ここは、特別な場所だ、と言って、お祈りをしていた。

砂漠の民なんだよね。

日本だと、臨死体験なんかでは、お花畑の向こうから呼ばれた、となるんだけど、彼らは、砂漠の向こうから、なくなった親しい人が呼んでいるらしいからね。

サブプライムローンの破綻で、青息吐息の、というか、つぶれかかっているアメリカのシティーグループへ、出資したのは、たしか、カタールのドバイ銀行だったか。

いずれにしても、映像を見ていて、絵空事みたいな感じだった。

アラビアンナイトの千一夜物語みたいな。