薮入り終了

金馬の「薮入り」だと、行っちゃった、と熊さんが、さびしそうに言う。

おっかぁは、なに言ってんだよ、おまえさん、湯へ行っただけじゃないか、というんだけど。

待ちに待ったきんぼうが、行っちゃった、という熊さんの姿かたちが浮かんでくる、味のある一言。

我が家の薮入りも、夕べ、家族全員、その行っちゃった、という具合で、息子を見送る。

東名バスの夜便で帰る、という息子を、妻が送って行った。

しばらくすると、娘も載せて帰ってくる。

東名が渋滞しているので、向こうへ着いても、電車がなくなっちゃってるかもしれない、と。

家族一同に笑顔がひろがる。

そうか、明日にするのか、と。

息子は、苦笑していたかもしれないね。

そんなこんなで、今朝5時半に帰っていった。

母親は、つまり、おばあちゃんですね、はんかちはながみはもった、わすれものない、などなど、幼稚園からつづいている、世話焼きの情景を再現。

次男坊の友達にも、薮入りがあった模様で、彼も、この連休中は忙しいようだった。

薮入り受け入れ隊の仕事も終わって、ゴールデンなウイークも終わりつつある。