奄美の農と暮らし

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ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

イノシシとの戦い

2013年04月24日 | 晴耕雨読

 終日梅雨のような雨模様で、想定していた事とは言え、出たとこ勝負の一日でした。

 スロースタートで、霧雨の中猪脅しの水を止め、先ずはイノシシの痕跡から観察しました。002 老婆心は的中し、イノシシはほ場の後方から侵入して殺そ剤を設置した塩ビ管をひっくり返し、宣戦布告をしているような痕跡でした。

 ほ場の後方は排水溝があり、防護対策はしていませんでしたが、突破してくることは時間の問題だろうと予測していました。T・ハウスの撤収が、イノシシの警戒心を和らげたようです。敵ながらその観察力にはあっぱれです。

 まだ、カボチャへの食害の痕跡はなく、あれこれと思案し、学習力が高まる前に二つの対策を思い付きました。007 一つは、ほ場の後方に防風ネットを展張してイノシシの警戒心を喚起し、二つ目は、害獣駆除による捕獲対策を行いました。

 害獣駆除は、狩猟免許を持つKさんに依頼して近郊の竹林に檻を設置しました。檻は重量があって、従兄と弟に応援を依頼し、Kさんと小生の四人で竹林に運び入れました。
早速、Kさんは設置した檻の周辺にはヌカを撒き、イノシシを誘引して今週末から始まる捕獲期間に備えました。Kさんの話では、子イノシシの場合は2、3匹がまとめて捕獲できる時があるようです。003 ちなみに駆除料金は1匹4千円だそうです。

 檻を設置したところで、倉庫で保管中の防風ネット(50m)を2張りほ場に移送し、未回収のT・ハウスの木柱を活用して簡易の防護柵を作りました。防獣ロープも突破されるようであれば、ほ場の前方にも同様の対策を考えています。

 画像は、5ヶ月ぶりにT・ハウスが消えたほ場の様子、そしてイノシシの捕獲用檻と簡易防護柵の防風ネットです。これ以上戦いがエスカレートしないことを祈るばかりです。


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