奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

農家の骨休み

2013年03月31日 | 晴耕雨読

 朝から雨で、のんびりと骨休みになりました。

 昨日は、NO2ほ場のうどん粉病対策でモレスタン水和剤を200リッタ散布し、その後は敷き忘れの南瓜のシート敷きを行いました。敷き忘れは意外に多く、シートが足りなくなり急きょネット注文をしました。2500枚用意しましたが、今季は1株2果の収獲の可能性があって、予想以上のシートの数になってしまいました。

 昨日はまた、トマトの苗が余ったので牛農家のIさんと恩師に連絡をし来畑をしてもらいました。トマトの苗と南瓜栽培では中途半端な長さとなったマルチを各々差し上げました。

 せっかくの骨休みでのんびりと決め込みましたが、退屈は苦手で、シートの他に農資材のネット注文も行いました。ちょっと気になるのは、円安で輸入品が高騰し、肥料や様々な物も値上がりし厳しさを感じました。アベノミクスやTPPは農業に何の恩恵があるのでしょうかね。

 カボチャがひと段落したところで、自家用の夏野菜を思案しながら、ナスやピーマン、オクラ、そして冬瓜の苗作りを予習しました。いずれも食わず嫌いな野菜で、取りあえず、調理してからの栽培とナスを買出しに出掛け、早速ナスのオイスターソース炒めに挑戦しました。

 思った以上にナスがとろっと美味しく仕上がり、ピーマンも似たような調理法で活けると栽培することにしました。両日には、苗作りを始める予定です。

 明日から4月、月末からはカボチャの収獲が始まり、疫病の防除とイノシシ対策に本格的に取組まなければと思っています。


トマトの定植

2013年03月29日 | 晴耕雨読

 予報は終日雨、曇天で時折ポツポツと。NO2ほ場のうどん粉病に農薬散布もできず、トマトの定植を行いました。

 第1花房がポツポツと観え始め、定植時期かなとの判断で決行、案の定、根鉢形成もバッチリで、トマトの生育の速さに驚きました。定植は、アドマイヤー粒剤の在庫がないのでオルトラン粒剤を植穴に混和して行いました。0041条植えで株間60cm、誘引は吊り上げ方式で2畝、66株を植えて手かん水を行い、かん水チューブによるかん水試験も終わらせました。

 今季はいろんな野菜や栽培方式に挑戦しましたが、冬瓜は止めてトマトで打ち止めにしようかなと気持ちが揺らいでいます。疲れが取れないせいか、モチベーションが低空飛行を続けています。

 トマトの定植を終え、実えんどうのほ場の資材の片付けを行いました。実えんどうは、塩茹でをして冷凍保存をすると、酒の肴に重宝します。

 画像はトマトの定植の様子、イメージどおりの誘引方式にちょっと満足しています。


百姓の千時間

2013年03月28日 | 晴耕雨読

 雨上がりで蒸暑い中、終日カボチャのシート敷きで過ごしました。2500個の内残り約800個、繁茂したカボチャの葉をかき分けながら「百姓の千時間」の思いで終えました。

 人間(小生)とは弱いもので、作業がしんどくなると愚痴りたくなりますね。「こんな儲からない農業をやって何になるのかなと・・・」とか、「農業なんかやめちまえ・・・」とか。001

 そう言えば、先日小生の畑で現地検討会が行われた際、研修生のほとんどがIターン者で農業はずぶの素人だったような印象を持ちました。農政のための農業・・・そんな事をふと思いました。

 はっきり言える事は、大規模農家以外は専業として食べては行けない。しかし、農政担当者はこの現実をグレーにします。だからとは必ずしも言えませんが、新規就農者がなかなか定着しない、おそらく農政担当者はこのことを良く知っていて、何十年もこれを繰返していると思います。003

 てな事を考えながら、2500個のカボチャのシート敷きを終え、来月末からの収獲を待つばかりになりました。

 画像は、最後に定植したカボチャの様子とシート敷き、T・ハウスが隠れるほど繁茂し、生い茂った葉をかき分けながらのシート敷きは、腰痛との戦いで一畝で2時間かかりました。


テッポウユリの季節

2013年03月27日 | 晴耕雨読

 終日雨、スロースタートで畑を巡回、車中からほ場を観察し、その後は倉庫の清掃と片付けを行いました。こう言う日は農作業への執着心がなく、気持ちもホッとします。002

 昨日は、カボチャの畝間とハウスやほ場周辺の除草剤散布を行いました。除草剤は、茎葉処理と根まで枯らす2種を使い分けました。また、一昨日は先月研修でお世話になった徳之島農場試験所の所長さんが来畑しました。そして、夜は教員の定期異動に伴う集落の送別会で、それなりに忙しくすごしました。

 カボチャもパッションも順調に生育し、カボチャは2/3のシート敷きを終え、パッションは半分以上の受粉が終わりました。後はトマトの定植を待つばかりになりました。006

 画像はカボチャに敷くシート、地表に着いた部分が黄色(別名グランドマーク)になるのを防止します。

そして、奄美は沿道のテッポウユリが満開の季節になりました。アダンの株元に咲くユリとの組合わせがアンバランスな不思議な光景です。


カボチャのシート敷き

2013年03月24日 | 晴耕雨読

 パッとしない天気に出たとこ勝負の一日になりました。

 昨日でカボチャの受粉作業が終わり、本日からはシート敷きがメインの作業になりました。時折、小雨が降る中、3畝(約300個)を終えて午前は終了しました。

 午後は気分を変えて、ハウス内にトマトの誘引テープ(株間60cmで)を70本取付けました。トマトの誘引はパッションと同じ方法で、株元を誘引テープで結び、テープに沿って上方へ誘引します。資材も少なく至ってシンプルな誘引方法です。収量アップには株間30cmがベストのようですが、初のハウスでの試験栽培で来季の課題にしたいと思います。

 カボチャの誘引の準備を終え、再度、カボチャのシート敷きを始めましたが、雨足が強くなり、本日は早めの打ち止めになりました。

 明日から、しばらくはシート敷き、そしてイノシシの防獣ロープの取付け、天候次第では除草剤散布を予定しています。ちょっと、カボチャ以外の作業にも目を向けれそうです。