奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

秋カボチャの播種

2014年09月30日 | 晴耕雨読
 雲一つない青天からの始まりで、隔日の洗濯を終えると倉庫に向かいました。昼は30℃、夜は25℃、日中の屋外作業は大汗をかきながらの活動になります。洗濯物もあっという間に増え、最低でも隔日の洗濯が必須になります。農業は、よく言われる3Kの仕事です。

 本日の予定は1回目の秋カボチャの播種、キュウリや玉ねぎの散水を終えると早速取掛りました。
先ずは、7.5cmポットに培養土を詰めて育苗箱に入れます。本日の予定は288ポット、1個の育苗箱には32ポット入りますので、9個の育苗箱を作ります。
その後は、1箱ずつ台に載せて、ピンセットを使用して種を約1センチ埋めます。埋め後には穴が開きますので土を被せ、最後に手のひらで軽く押して完成です。手のひらで押すことにより、発芽時の皮かぶりが防止できます。

 今季は、5日間隔で3回に分けて播種を行い、1、2回目はえびす、3回目はくりほまれを予定しています。作業は昼時まで食込み、久しぶりに倉庫でランチを摂りながら何とか終わりました。

 午後は、昨日植付け準備を終えた秋カボチャのかん水設備の設置に取掛りました。残暑が厳しく、大汗をかきながらの作業でしたが、塩ビ管の部品不足なども掌握でき、明日の午前には完成の予定です。

 折しも台風18号が発生し、週末には最接近の予報です。最善を尽くして対応していますので、後は天命を待つばかりの心境です。
  

ホッと一息!

2014年09月29日 | 晴耕雨読
 夜間は快適な気温でしたが、日中は猛烈な暑さと陽射しの中で一日を過ごしました。御嶽山の噴火は、多数の死傷者を出している様子で、NHK特番の「巨大災害」ではありませんが、自然災害は人智を超えたところで起こることを痛感したところです。

 秋カボチャの植付け準備がひと段落したところで、本日はかん水ホースの残さ物の片付けや使用した農機の洗車と格納で午前を過ごしました。
今年は農機にアクシデントが多く、今回は、耕運機のホイールネジが欠落しもう少しでタイヤが外れるところでした。始業点検の重要さを改めて認識したところです。
  


 ランチ前に、市街に出掛けて欠落した耕運機の部品を購入し、午後イチに部品の取付けに取掛りました。欠落したネジを見落とした最大の原因は、ネジの取付けが逆ではと推測しています。中古製品ですから、組立ての段階で生じたのかなと思っています。

 昨日の片付けや農機のメンテナンスも終わり、本日のメイン作業であるキュウリの追肥と防除で本日の打ち止めになりました。追肥には「なかよしくん」と言う定植機を応用し、防除は背負動噴機を使用してあっと言うまに終わりました。

 玉ねぎの苗も順調に生育し、たまには珍客も訪ねてきます。明日からは、主力作物である秋カボチャの苗作りに取掛ります。
  

秋カボチャのマルチ張り

2014年09月28日 | 晴耕雨読
 台風17号の影響で夜半には雨が降り、日中は薄曇りで蒸暑い一日でした。
玉ねぎやキュウリの散水を終えると秋カボチャのほ場へ、早速、昨日からの続きでマルチ張りに取掛りました。筋トレ農業も4日目になると、さすがに老体が悲鳴を上げて、マルチひと張りに一休みのペースで何とか終わらすことができました。

 作業の合間には、パッション栽培を始めたばかりのKさんが来畑し、中古の管理機を購入して培土の方法が解らないのと事でした。マルチ張りがひと息ついたところでしたので、Kさんのハウスまで出掛け、ハンドルを培土用に回転して実演し、培土板の跳ね上げやタイヤ幅の調整などを教えてあげました。
  

 9畝のマルチ張りは、蒸し暑さも加わって、老体には結構ハードな作業になりました。マルチ張りのうんちくを述べると、マルチを張る前にかん水ホースを設置してマルチの裾を埋める溝を掘ります。
その後は、マルチの手前の裾に土を被せ、畝の上をころがすように奥まで展張します。展張が終わると、マルチの両サイドの裾に7~8m間隔で土を被せ、マルチ全体のバランスがとれたところで、両裾のすべてに土を被せて完了です。小生の場合、マルチの奥の裾は、マルチの下にあるかん水ホースを再度展張して土を被せます。
   

 春作は、マルチとの接着の防止対策がとれたかん水ホースを注文しました。


秋カボチャの畝立て

2014年09月27日 | 晴耕雨読
 筋トレ農業3日目、両腕はパンパンに張り、老体には心地よい疲労です。ハテンチュ(畑人)が農業で筋肉痛になるのは情けない話ですが、持続的な農業を考えると機械に頼るもの致し方ないかなと思っています。

 本日は、隔週の玉ねぎの液肥散布を終えると軽トラに管理機を積込んで、秋カボチャのほ場に向かいました。途中、キュウリ畑のかん水に立寄るとマルチの至る所に穴が、おそらく、今年巣立った若いカラスの教材にされたのでしょう。
秋カボチャのほ場に着くと、ほ場は昨日の耕うんで程良い乾燥状態、管理機を試すようにほ場の外側から溝掘りを開始しました。試運転を終えると本格的な畝立てに取掛り、9畝をイメージに近い仕上がりで午前を終えました。

 午後はマルチ張りの準備に取掛り、先ずは試しにひと張りして、イメージと修正事項の確認をしました。その後は畝をレーキで整地し、マルチの裾を埋める溝を掘り、本日の打ち止めになりました。溝掘りには管理機の使用も考えましたが、ホームセンターで細いクワを購入しましたので、その使い勝手を試してみました。

 日本の農業は、世界に類のないくらい農具が豊富なで、クワ一つでも何十種類もあるそうです。土寄せや溝掘り、マルチ作業には刃の細いクワが重宝されます。ホームセンターで1000円以下で購入しました。

 明日は、残り8畝のマルチ張りを行う予定です。

  

筋トレ農業

2014年09月26日 | 晴耕雨読
 陽射しは強いものの畑人日和、秋カボチャの植付け準備に取掛りました。
元肥に化成肥料8-8-8、重焼リン、さらに鶏糞を含めて150キロ程度の散布量になりました。いつもは、トラクターにコンポキャスターを取付けて散布しますが、久しぶりにバケツでチマチマと散布し、筋トレみたいな農作業になりました。

 早速、午後は元肥の混和と仕上げの耕うんに取掛り、早めに予定作業を終え帰宅しました。奄美の農業は、天候が不安定で、悠々とした農業は中々できません。天候の機を巧く捉えないと後手になって、最後は雨天決行ならぬ、雨天結構の農業になってしまいます。
島の人が開口一番に言う農業は、「楽な農業」です。

 今朝は日の出前の浜辺に降りました。日の出がめっきり遅くなりました。
明日は、畝立てとマルチングに取掛ります。