奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

イタリアンの播種

2013年01月31日 | 晴耕雨読

 昨日から一気に温度が上昇し東風も強く、対応に戸惑いながら出たとこ勝負の農業に奔走しています。

 本日の予定は、昨日耕うんしたほ場に飼料草イタリアンの播種、イノシシ対策で苦慮するほ場の巡回後、早々に取掛りました。

 本邦初航海で、背負動力散紛機による細かい種の播種を行いました。ソルゴーやえん麦の種は大粒で、イメージしたような良好な散布でしたが、微粒の種は果たして噴口から飛んでくれるのだろうかと、お試しの散布作業でした。

 結果はバッチリ、畜産農家に教えてあげたいくらいいい感じで、2ヶ所のほ場に合計2.5キロのイタリアンを播種しました。計画では3月頃に冬瓜を定植し、冬瓜は成長と共にイタリアンの上を這い、イタリアンは気温の上昇と共に枯れ、雑草を抑制し、最後には冬瓜の敷き草になるだろうとイメージしています。002

 正午近くに陽射しが強くなり、ランチもそこそこにT・ハウスの換気に取掛りました。風は強く、風下側だけを開けて対処しましたが、手かん水は断念しました。

 後は、天気も良く育苗資材やブルーシートの洗浄を行い、春カボチャの準備で使用した資材の粗方を片付けました。

 画像はイタリアンを播種したほ場、このほ場で三シーズンカボチャを栽培し、自然災害で一度しか収獲はできませんでした。イノシシも出没し、病害虫には強く、さらにはイノシシも食べない冬瓜栽培には適地かなと、最後の砦みたいな心境で検証しようと思っています。


陽気に誘われて

2013年01月30日 | 晴耕雨読

 全国的に気温が上がり3月並みの陽気とか、三寒四温ですから春はまだまだでしょう。

 朝いちはイノシシで気掛かりな実証ほ場の巡回から・・・侵入の痕跡はありましたが、2重囲いの中は無事でした。2重囲いを突破するのも時間の問題でしょう。

 カボチャ仲間のMさんのほ場に立寄ると、大胆不敵にも大型T・ハウスの中に侵入して悪さをしているとか、Mさんも対策に苦慮している様子でした。Mさんの話では、秋カボチャのほ場では疑似のワナを設置し、警戒して近づかないとのことでした。また、電柵はイノシシの鼻先に感電しない限りは効果が低いとのことでした。「はぁ~」とため息しかでませんね。

 陽気に誘われて、気分転換に半年ぶりに地元の直売店にミニ白菜と実えんどうを出荷しました。近郊では誰も作らない野菜ですので、お試し出荷でオール100円にしました。

 午後は免税軽油を購入し、冬瓜の準備で2ヶ所のほ場の耕うんを行いました。この時期の耕うんは、低温でほ場の乾きが悪く、耕うんできたのが幸運でした。耕うん作業は早々に終わったものの、トラクターのロータリ部の洗車に思いのほか手間取り、夕暮れに帰宅しました。

 円安に輸入品の高騰が気掛かりな昨今、明日は、冬瓜のほ場にイタリアンを播種し、敷き草の対策の検証をしたいと思っています。奄美は冬でも雑草天国で、飼料草であるイタリアンで雑草抑制するのも一考かなと閃きました。


キョンシー作戦

2013年01月29日 | 晴耕雨読

 冷え込んだものの雲一つない青天、昨日敷設したイノシシ対策のほ場からの始まりで、意外にも侵入の痕跡がなく、昨日の気負いが拍子抜けしたような心境でした。まっいいか~と思いながら、キューリネットによる2重囲いの他、閃きの技が効いたのかなとそんな思いでした。。

 さてと、年内に定植した700株の1回目の誘引と脇芽取りを終え、快晴の勢いを借りて、1回目の防除と併せて液肥の葉面散布を行いました。防除はダコニール1000、液肥は尿素を500倍の水で溶かし、背負動噴機であっと言う間に終えました。思い付きにしては良い判断だったと自賛しています。003

 1回目の誘引と防除が終えましたので、一週間ほどの余裕ができ、この機に冬瓜の植付けを予定しているほ場の耕うんと耕うん後のイタリアン(飼料草)の播種を考えています。イタリアンは一年草の飼料草で、冬瓜の敷き草にと思っています。

 さてさて、防除も終え、再びイノシシ対策のほ場に向かいました。閃きの技は、イノシシ侵入防止シートの取付けです。昨日、2重囲いのネットに細長いキューリネットの袋を吊り下げ、まだ効果は不確定ですが、そのせいでイノシシが退散したのではと楽観視しています。

 ネットで調べると「イノシシ侵入防止シート」なるものが販売されていて、防獣ネットと組合わせるとかなりの効果で特許申請中とか。006しかし、結構な販売価格で、小生は拙い閃きで肥料袋で短冊を作り吊り下げました。まるで、映画のキョンシー除けのシートみたいです。小生はこの作戦を「キョンシー作戦」と名付けて大真面目にイノシシと対峙しています。こんな安上がりの作戦でイノシシが退散してくれれば、万々歳です!

 画像は誘引と防除を終えた畝で、2枚目は、肥料袋によるキョンシー作戦です。微風でもゆらゆらと動きますので、その効果が楽しみです。


イノシシとの戦い

2013年01月28日 | 晴耕雨読

 夜半から雨があり、今朝はスロースタート。

 朝食を摂りながら、気掛かりなイノシシ対策に取掛るべきか、春カボチャの誘引、或いは冬瓜のほ場の耕うん、限られた天候の中、思考だけが先行します。

 いつもとは違うパターンで、カボチャの実証ほ場に先行し、いよいよ2畝目にイノシシの食害が広がってきたことに、「これはまずいぞ!」と本気モードになりました。今、作付中の春カボチャに被害が拡大する可能性があり、電柵による対策を真剣に検討しました。

 午前は春カボチャの誘引作業を行い、取り敢えず暫定的な対策として、キューリネットによる2重の囲いを作ることにしました。ホームセンターに立寄りキューリネットを購入し、ついでに電柵のセット製品を観ました。100mのセット製品で約3万円、帰宅してネットで調べ、ネット価格の方が1万円ほど割安でした。

 春カボチャについては2セットと200mの延長資材が必要で、5、6万円で敷設できるかなと、予想外の出費に頭が痛くなりそうです。いざとなればやるしかないでしょう。

 キューリネットによる2重囲いを終え、帰宅には時間もあったので日暮れまで春カボチャの誘引を行いました。寒波で生育が緩慢になり、液肥散布でもと思っています。

 敵が多く、孤軍奮闘にもいよいよ限界かなと弱気モードに、「喝~!」ですたい。


春カボチャの誘引開始

2013年01月27日 | 晴耕雨読

 北風の吹く寒い一日でしたが、強い陽射しや小雨の中で、それなりにポツポツと活動しました。007

週初めに出した寒中見舞いが全国に届き、友人・知人から返礼のメールをもらい、年賀状を出していない小生としては、いく分か恐縮しています。また、中学時代の恩師もわざわざ来畑し、寒中見舞いの反響に驚いています。

 さてと、午後から雨の予報にえん麦の追肥を行い、ラストの追肥と実証カボチャのほ場を巡回しました。集落近郊のほ場はイノシシに荒らされ、いよいよ電柵以外に効果がないような状況になってきました。そんなに美味しいのかなと2個ほど試しの収獲をしました。011

 冷たい北風の中、年内に定植した苗の誘引と脇芽取りを行い、作業感覚をつかんだところです。2畝の途中で小雨になり、中断してパッションの誘引に切り換えました。

 画像はイノシシの食害でシートから消えたカボチャ、種だけが残っていました。2枚目は、脇芽取りの後に割り箸で誘引した様子です。