奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

気分は先苦後楽

2012年07月31日 | 晴耕雨読

 7月も今日で終わり、正月明けからの駆け足ペースがやっと散歩のペースになり、夏休みを兼ねたボチボチ農業になっています。

 台風の影響で風は強く、涼しい中でスコールがあったり、いつでも退避可能な範囲で作業に勤めています。

 午前は、畑のゴミの処分や冬瓜で使用したフルーツシートの洗浄行い、ランチには時間もあったので菜園を巡回し、ついでに直売店をモニターしました。菜園にはイノシシの痕跡があり、ミニ冬瓜の売れ行きは良く、店主が同じ冬瓜でも別物と評していたのが印象でした。大根を買う感覚で冬瓜を買える価格設定や生産をしたいなと思うところです。

 午後は発電機を積んでハウスに向かい、パッションやトマトの誘引に必要な単管やエクセル線の取付けを行いました。パッション、トマト、インゲンの2条植えを想定して、身長の高さぐらいで各ハウスに6本(1条3本)を取付けました。発電機は鉄管の裁断などに重宝しています。

 8月中旬以降の秋カボチャの準備まで大きな作業はありませんので、細かいハウス作業や畑周辺の除草剤散布など、1日1、2時間程度の先行的な作業になります。

 理想は先苦後楽ですが、結局は天候などの影響でトントンになります。トントンはまだましな方かも知れませんね。

 明日は台風の接近で天気は望めず、秋カボチャの資材の見積もりと注文を計画しています。時間があれば、気分転換に散髪でも行こうかと考えています。


ボチボチ農業に

2012年07月30日 | 晴耕雨読

 両日の強行した70aの耕うんと牧草やソルゴーの播種がボディーブローのように効いて、疲れがとれないまま朝を迎えました。Dscn7304

 昨日で大きな作業の計画は終えましたので、スロースタートで、すべてのほ場を巡回しながら、本日の作業をあれこれと巡らしました。

 台風や敷き草対策で播種した秋カボチャのほ場のソルゴーは3センチぐらいに伸び、イノシシの痕跡がないことにちょっと安堵しました。

 ほ場を一巡して倉庫に戻り、ハウス周辺に山積した解体資材の片付け、冬瓜の収獲、増設ハウスの強化対策、ハウス周辺の草刈りなど本日の作業予定をイメージしました。Dscn7302

 冬瓜は、昨日の耕うん時にススキ林の中にぶら下がっているのをトラクターの運転中に発見しました。大きめのサイズで20個ほど収獲がありました。

 解体資材の整理は、あれこれと考えましたが、単管の保管場所に合掌を組むことで解決しました。

 その後はスコールもありましたが、草刈りまで終え、ハウス関連の整備が完結した思いでした。Dscn7309 ハウスの増設でできた空き地には、ベンチを置き、花を植えたり、ちょっとした癒しの場所を造ろうと思っています。

 画像は畑巡回の時に観た奄美の盛夏の花「サルスベリ」、秋カボチャのほ場のソルゴー、そして整理したハウスの解体資材です。

 ソルゴーはカボチャの植付け地には2m近く成長しますが、途中必要に応じて追肥を予定しています。

 台風9、10号が接近中で、いつもより涼しく過ごしやすい夕方です。


老体には機械力

2012年07月29日 | 晴耕雨読

 ネットの調子が悪く苦戦しています。

かつてのエンジニアの杵柄で、配線やモデム、無線ランを叩いたり触ったり、ある種の問診じみたことを行い、いつの間にか正常になっています。最近はテレビもネットにつないで天気予報の情報を得ていますので、調子が悪いと農作業にも影響します。

 さて、昨日と本日で大きな予定作業は終わりました。昨日は、カボチャの敷き草を確保するために、祖父の20aの畑の耕うんを行い、午後は一気にコンポキャスターで牧草(ローズ)の播種を行いました。背負いの動力散粉機での播種を想定していましたが、あまりの暑さに、トラクターのロータリをコンポキャスターに交換して、北海道の畜産農家のイメージで播種を行いました。牛農家のIさん夫妻が見学に来て、小生の新兵器に驚嘆していました。Dscn7297

 牧草の播種作業が思ったよりも早く終わったので、再度ロータリに交換して、春カボチャのほ場の荒耕しに取掛り、夕暮れまでかかって半分を終えました。

 本日は日曜日、休養と思っていましたが、台風の発生で天気が崩れそうな予報に、予定を変更して、45aの春カボチャのほ場の耕うんと緑肥(ソルゴー)の播種を強行しました。

 途中、スコールがあったりで苦戦しましたが、持てる機械力と知見を駆使して、覆土まで終えた時は、鼻歌が出ました。これで、夏場までに計画した大枠は全て終了しました。

画像は、化成肥料や堆肥散布に使うコンポキャスターです。ロータリからの交換作業も10分でできるようになりました。老体をカバーするには機械力は重要です。


オーバーヒートに!

2012年07月27日 | 晴耕雨読

 ここ数日湿度の高い猛暑が続き、モチベーションは超低空飛行です。

 突然俄か雨が降ったり、雷雨の予報に牧草の播種の準備もできず、その時の思いつきで奔走しております。Dscn7287

 4、5日前に播種したソルゴー(緑肥)の観察でほ場の巡回から始め、ソルゴーの予定どおりの発芽にホッと一息しました。巡回中には、ポツポツと通り雨があり、何をしようかと思案しながら、冬瓜の畑の片付け行いました。

 高温多湿で熱中症の環境条件はそろい、マルチの剥ぎ取りを行いながら、身体は一気にオーバーヒートぎみになり、水分と塩分補給をしながら何とか片付けました。Dscn7294

 衣服は汗でずぶ濡れになり、倉庫で着替えながら午後の作業をあれこれと思案しました。

 この猛暑の環境下での力仕事は厳しく、トラクターによる春カボチャのほ場の耕うんを行うことにしました。取りあえずは25aの荒耕しを終え、残りの20aは天候と相談をしながら耕し、近日中には緑肥の播種まで終わらせる予定です。

 画像は、荒耕しを終えたハウス隣接のほ場とソルゴーの播種からひと月が経過した河口の第1菜園です。ソルゴーの生育も良く、そろそろ冬瓜の直播を行う予定です。


徒然

2012年07月26日 | 晴耕雨読

 明け方から強雨があり、参ったな~と思いながら出たと勝負の一日を思案しました。

 暖湿気流の影響でサウナ状態の中、先ずは倉庫を開けて換気を行い、ハウスのほ場に向かいました。もちろん、雨上がりでトラクターによる耕うん作業はできず、解体したハウスの余材の整理を行いました。やれる事をやるしかないのかなと思いながらボチボチやっています。

 午後は春カボチャの反省会に参加しました。参加した生産者は3人、主催者のJAや行政サイドには申し訳けないな~との思いでした。

 豪雨や疫病で不作続きでしたが、参加者の意見が飛び交い新鮮な印象を受けました。小生の方も、堆肥のフレコン販売や栽培技術の一貫性について熱く提言しました。

 生産者と行政、そして農協側にずれがあるような印象を持ちました。狭い大島で、市町村毎に反省会を開催するのではなく、春秋とまとめて年2回開催するのも一考かなと思いました。昼の反省会の後に、夜の反省会もあれば、さらに盛り上がることでしょう。

 今日の反省会では、新任の支庁側の意見や農協側の積極性が印象的でした。その反面で、行政側の消極性がちょっと残念でした。せっかく市町村合併をしたのですから、事務効率の観点からも隣りの支所の部署を合併しても・・・な~んて素人の発想を巡らしました。

 その後は夕暮れまで、余材の整理を行いました。畑人は人間関係が苦手です。