奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

熟リッシュの島バナナ

2011年04月29日 | 晴耕雨読

 今日からGW、サラリーマン時代と違って農家にはまったく無縁な言葉の響きです。

ここ二、三日で終了するカボチャの受粉を行い、その後は、そろそろ現れるネズミの害に備えて、ほ場の周囲に殺鼠剤を設置しました。また、日に日に強くなる陽射しにDscn5482備えて、カボチャを新聞紙で包む日焼け防止対策も行わなければと思案しているところです。

 午後は、昨日から始めたビニールハウスの解体の準備に、繁茂(3m)したススキの伐採をすべて終え、手始めにパッションの誘引棚の解体を行いました。解体は組立に比べると至って簡単で、ついついハイペースぎみになり、持ち主の弟S兄から「ボチボチやれよ!」と忠告を受けました。

狭いハウスの鉄骨に神経をとがらせ、3mに繁茂したススキの伐採は、久々に筋肉痛で疲労感いっぱいでした。時折、刈払機で鉄骨も切り、刃はボロボロの刃こぼれ状態になりました。Dscn5472

 画像は、ススキの伐採を終えたビニールハウスと倉庫につるして食べ頃に熟した島バナナです。

島バナナは7~8センチの小ぶりで、芳醇な香りとほど良い甘さ、何とも言えない触感が、作業の合間の小腹を満たしてくれます。毎日もぎ取って畑に持参し、束の間のコーヒータイムで味わっています。


ハウスの解体

2011年04月28日 | 晴耕雨読

 昨日から一変、西風が吹くDscn5471爽やかな一日でしたが、陽射しは日に日に強く、作業には麦わら帽子が必需品になりました。

 午前は受粉とカボチャのシート敷き、午後はビニールハウスの解体の準備作業を始めました。

間口3m、長さ40mのハウスは錆もなく、これからの農業の幅をさらに広めてくれるものと期待しています。

解体の準備作業は、繁茂したDscn5467ススキの伐採から始めて1棟が終わり、作業初日の小手調べとしては上々でした。

ハブやスズメ蜂の活動が少ないこの時期に終わらせたいと思っています。

 画像は昨年の豪雨災害で全滅したほ場で、受粉第一号のカボチャは肥大が終わって濃い緑色に変わり、後は完熟を待つばかりになりました。2キロクラスの大きさです。Dscn5476

それから、今日から解体作業に取り掛かったビニールハウスです。


初夏の到来・・・かな?

2011年04月27日 | 晴耕雨読

乾燥した気候から湿度感の高い気候への移行が初夏の到来を予期させるこの頃、一日の仕事を終えた後の一杯のビールが一層美味しくなる季節でもあります。

 昨日は5番目の開墾畑のトラクターによる耕うん作業を行い、途中、作業を中断して春カボチャの出荷協議会に参加しました。10年来の低温の影響で、全般的には例年より半月遅れの出荷の様子、価格の動向が気になるところです。

 今日は朝から予報通りの雨、霧雨の中でカボチャのシート敷きを行い、午後は、トンネルハウスの資材を倉庫へ移送し、その後は、冬瓜の誘引を見よう見まねで行いました。冬瓜は主枝を摘芯し、側枝を4本を仕立てて誘引すると言う、素人のイメージだけでの栽培となります。成功したあかつきには、自画自賛したいと思いますのであしからず!Dscn5463

 昨日はほ場に帰省中の同級生が訪ねてきたり、今日は、支庁のHさんが講習の帰路に立寄りました。ラジオしかないほ場に人が訪ねてくると、なんとなくホンワカとした気分になります。

 画像はイメージだけで誘引を始めた4本仕立ての冬瓜です。誘引には、メロン用の誘引具を使いました。


ホッと一息!

2011年04月24日 | 晴耕雨読

 カボチャの受粉や摘果、摘芯、ソフトボールぐらいになったカボチャのシート敷きもほぼ終盤になり、昨日からトンネル資材の撤収に取り掛かりました。三日間の予定作業が今日で終わり、後は倉庫に移送するだけになりました。Dscn5461

 今後のカボチャの栽培管理は、かん水と病害やネズミ対策、時には追肥を念頭に日に1~2時間程度の作業になります。今年の収穫は例年よりひと月遅れで、梅雨時期と重なることを予期していますので、できる内にいろんな作業を先行的に行っています。収穫までの間、秋カボチャのほ場の耕うんと緑肥の播種、頂いたビニールハウスの解体と移送も計画しています。

 梅雨明けの7月から9月まではカボチャのオフシーズンになるので、少しのんびり充電したいな~と思っています。また、カボチャの収穫がひと段落したら北海Dscn5460道にも行きたいなと思案しています。

 画像は、ほ場から撤収したトンネルハウスの資材と6節まで成長した冬瓜です。冬瓜は気温の上昇とともに、カボチャ以上に樹草が旺盛で、そろそろ摘芯してわき芽を伸ばします。冬瓜の葉を素手で触るとチクチクするので薄手のゴム手袋が必須です。


いつもの一日

2011年04月21日 | 晴耕雨読

 東日本震災ですっかり埋もれたしまった奄美の豪雨災害は昨日で半年が経過し、災害の総括とともに今後の活動計画が取り沙汰されています。喉元過ぎれば何とかで、災難は忘れた頃にやってくるのでしょう。ハードウェアーのみならず、財政負担の少ないソフトウェアーの充実こそが真の有効な手段になるのではと素人の浅はかな思い込みを持っています。Dscn5448

 今日も定番のかん水、受粉、摘果とシート敷きから一日が始まりました。

午後は、豪雨災害で泥が流入したほ場(義兄から借用)のトラクターによる耕うん(荒起し)を行いましが、思いのほかスムーズに耕うんができホッとしました。豪雨災害直後の耕うん作業では泥こね状態で難儀し、マイトラクターが思いのほか非力に思えたほどでした。梅雨が始まる頃までには、緑肥(ソルゴーやネマコロリ)を播種して土づくりを計画しています。

 地元のほ場に専念することができ、幾分か気分的に楽になったような気がします。Dscn5453_2 

画像は、たまには有人のマイトラクターで、サングラスは恰好ではなく単なる防塵とせめてもの照れ隠しです。ついでに倉庫に吊るしたバナナ(島バナナ)が熟れてきました。